長良川WWF~回転軸!~

2019年8月26日

予想外に長くなってきている「長良川WWF」の大会レポートです(笑)

今回は2日目の3種目の「スラローム」についてです。これまでの記事はこちらですので、今までの経緯を知りたい方は、よかったら読んでみてください♪

 

⇒長良川WWF~終了!~
⇒長良川WWF~急造戦艦「クラウド6」!~
⇒長良川WWF~パワーポイント~
⇒長良川WWF~H2Hへ~
⇒長良川WWF~ぶつかり合い!~
⇒長良川WWF~初日を終えて~

2日目の「スラローム」。この種目が私達、即席チームの「クラウド6」にとって、最も難しい種目になることは前もって容易に予想できました。

他の3種目(スプリント、H2H,ダウンリバー)は、驚嘆な言い方をすれば

「最速の最短の流れに乗せて、自分たちの最速で漕ぐ!」 というものです。

しかし、このスラローム競技は違います。

流れの中に設定されたゲートを通らなければいけないため、「ボートの動き」はより複雑、そして繊細なものが必要となってくるのです。

今まで、一度も一緒に漕いだことのないメンバー同士で結成されたチームにとっては、この種目が最大の難関であったのです。

(スラロームって何??という方はこちら記事で簡単な説明をしています♪⇒『スラローム』 )

私達は、メンバー皆で、

「今日のレースが山だね。今日をなんとか乗り越えれば、いい感じで最後までいける」

と話していました。

そんな私達「クラウド6」がスラロームに臨むに当たって、レース前の僅かな練習時間の中で行ったことは、たった一つの事でした。

それは「ボートを回転させること」のチームとして性能を上げることだけでした

僅かな時間で出来ることは限られています。 ならばたった一つ「動き」だけでも、なんとかチームとして機能できるようにしたのです。

たかが「回転運動」ですが、チーム全体として、各個人のパドルワーク、力を効率良く一つのボートに伝え、6人が「一つの運動動作」を生み出すことは、そんなに簡単ではないのです。

細かい説明は、また別の機会にでもしたいと思いますが、ボートをただ単純に効率良く回転させようとした場合、物理的には、

6人でボートの中心に、一つの中心軸(回転軸)を作って回転させる 

ということが求められます。

↓イメージ的にはこんな感じです。

$ラフティング道

しかし、実際には6人でそれぞれ個別の「6つの回転軸」を作ってしまっていて、、その異なる6つの力の合力の結果、ボートが回転しているというケースがほとんどでしょう。

↓こちらのイメージはこんな感じ(極端な例です!)

ラフティング道

一見、ボートはちゃんと綺麗に回転しているように見えても、実際にはお互いの力を多かれ少なかれ打ち消し合って(=パワーのロスとも言えます)、回転している場合が多いのです。

この辺は、複数でボートを動かすラフティングならではの動きと言えるでしょう。

もちろん、求めたいボートの回転の仕方によって、軸の位置、場合によっては軸の数を変えることも必要なことがあります(実際にはそちらのケースのほうが多いかも)

しかし、それはあくまでも基本ができてからの話しです。 まずは何よりも基本が大切なのはどの世界でも一緒だと思います。

私達は、短い時間でしたが、ボートの回転性能を上げるための練習をし、6人でより効率良くボートを回転させることができるようになりました。

より少ないパワーでボートを素早く回転させるようにしたのです(あくまでも付け焼刃的なものですが)

それでも、練習をする前と後では、その回転性能はかなり違ったものとなりました!

これで、私達「クラウド6」がスラロームに挑むにあたっての準備が整いました!

準備したのは、

1 初日の練習とレース本番で作ってきた「6人のパワーポイントを合わせる」こと

そして、

2 6人での回転性能のアップ

でした。

というかこれだけしか準備できなかったのです(笑)

あとは、ところどころの細かい修正は、

各個人で思ったように、好き勝手に行う!! 

というものでした。

長くなってきたので実際のレースの様子はまた次回にします!

というわけで<→続きはこちらです>