日本初の人工コースにてガイドデビュー!

少し前の事になりますが、日本初の人工コースにでラフティングツアーのガイドをしてきました♪

その人工コースとは「葛西カヌー・スラロームセンター」です!


(当日の様子です)

今年はコロナウイルスの影響で限られた回数となってしまいましたが、10月にこの人工コースにてラフティングツアーが開催されました。

幸運な事に現在私が所属しているラフティングチームテイケイの選手がこのラフティングツアーの「ガイド」という任務を担うことになったので、私も参加させて頂いた♪というわけです!

そういえばこのブログでは人工コースの事について何度か触れてきましたが、2012年頃に書いた頃には日本には人工コースというものが存在していませんでした。

その時の記事はこちらです(2012年のもの)
→「もし人工コースが日本に・・・。」

その頃は「もし人工コースが日本にあったらな~」と思っていたものですが、まさかそれが現実のものとなるとは・・・。

そして、そこで自分がガイドすることになるとは・・・夢にも思わなかったと言えばかなり大袈裟ですが、それに似たような気持ちはありますね。

いや~それにしても滅茶苦茶楽しかったのですね♪

人工コースが作り出す激流というものは独特のものがあります。自然の川とは全くの別物です!

激流というものは、その構造をよく見てみれば細かい複数の流れが集まって作られています。

その一つ1つの流れが人工コースの場合、自然の川でのものよりも格段に強いのです。

なぜ強いのか?

その理由を簡単に説明してしまえば、人工コースの場合、流れの両脇がコンクリートで固められているからです。

つまり激流が完全にコンクリートの内部に収まっているから!なのです。


(こんな感じで激流の周りはすべてコンクリート)

これが何を意味するのでしょうか?

簡単です。水の「逃げ場」が全くないのです。

周りがコンクリートで固められていますので。

自然の川であれば、強い流れが川岸に当たっているところでは、その川岸が土で出来ているのであれば、その部分は時間をかけて水の流れによって侵食されていきます。

岸が侵食されることによって、そこにスペースが出来て、強い水の流れはその体積を拡げることによって、その勢いを弱めることになります。

自然の川であっても完全に岸壁に囲まれている箇所であれば、侵食される範囲は少なくなってくるので、部分的に流れが強いところは当然ながら存在します。

しかし、繰り返しになりますが、人工コースの場合にはコース全体がコンクリートで出来ているので、水が完全に逃げ場を失うことになり、壁側に逃げた流れは壁によってその全部が押し返されて戻ってきます。

それがまた別の流れとぶつかり合い・・・って感じになっているのですね。

随分と話が脱線してしまいました!

とにかく自然の川とは全く違った面白さが人工コースにはあるのです。

この日には午前と午後でガイドを2回ほどさせてもらいましたが、ある意味お客さんよりもガイドの私自身が一番楽しませてもらったかもしれませんね(笑)

この「葛西カヌー・スラロームセンター」は来年2021年に開催予定の東京オリンピックのカヌー・スラローム競技の会場にもなっています!

ここで来年どんな戦いが繰り広げられることになるのか?

楽しみですね!日本代表選手の活躍にも大いに期待したいところです!