ラフティング世界選手権2022が終了!結果は届かず・・・

2022年6月4日

ボスニア・ヘルツェゴビナでのラフティング世界選手権2022が終了しました。

私がチームテイケイに復帰してから、最初の世界大会となりました。

コスタリカでの2011年以来11年ぶりのオープンカテゴリーでの挑戦となりましたが結果は2位の準優勝でした。

個人的には2009年に日本代表チームになって以来、2010年、2011年(オープン)、2017年、2019年(マスターズ)と出場した世界大会では、幸運な事に全て優勝することが出来ていましたが、今回はそこには届きませんでした。

過去に優勝したときは、チーム自体のパフォーマンスには決して満足出来ませんでしたが、最終的には1位になったのでその結果には満足することが出来ました。

ただ今回は逆で、結果としては2位なので残念なものだったのですが、現在のチーム状況を考えると、チームのパフォーマンスとしては十分なものを発揮できたと思います(ミスを含めて)。

特にスラの2本目で13秒以上のビハインドからブラジルを逆転出来たときは嬉しかった。それを可能としてくれたテイケイメンバー全員とサポート陣の方々に感謝です。

 

そして、またこれは本当に個人的な話になってしまいますが・・・・。2009年にボスニアヘルツェゴビナで同じ世界選手権に出場した時、僕はオーストラリアのチームにいました。

その時にボートの前で僕の隣で一緒に漕いでいたのがミック。悲しいことに彼はその後亡くなりました。ミックと一緒の漕いだのはその時が最後となりました。


(当時の写真です。前列向かって左が私、右がミックでした)

そして今回、僕がボスニア・ヘルツェゴビナにいる間に日本の家族の一人がやはり旅立ちました。彼女の最後に立ち会うことが出来なかったのが残念です。

彼らの安らかな眠りを祈り、出来れば優勝を彼らに捧げたかったのですがそれは叶わずでした。でも多分彼らはおそらく準優勝でも喜んでくれると思っています・・・。

優勝したブラジルチームはやはり力強く、速かった。彼ら、彼らの強さを本当に尊敬します。

そして、今回僕達をとても温かく迎えてくれ、そしてもてなしてくれたボスニア・ヘルツェゴビナの人々には本当に感謝です。

私が今のラフティングチームテイケイにこの年で復帰したのは、チームテイケイとしてそして日本代表として再び世界一に返り咲く為です。その目的は今回達成出来ませんでした。

そして何より自分自身が50歳になる前にオープンカテゴリーで再び優勝したいので、少なくともあと2年は漕ごう・・かな・・・と考えているおっさん選手です。


(オーストラリア時代の古き友人との一枚)