理想は「生物」!?(レースラフティングの可能性 part5)
引き続き、ラフティングの競技である「レースラフティング」について、今後の可能性としての私の個人的な考えを書いています。
「レースラフティング」における”今後の可能性”として、独断と偏見でもって、本当に個人的な意見を書いています(*^_^*)
ここまでの流れです。
- パドルの大きさ!?(レースラフティングの可能性 part1)
- 人数とタイミング!(レースラフティングの可能性 part2)
- 瀬で漕ぐタイミング!(レースラフティングの可能性 part3)
- 瀬で漕ぐタイミング-問題点(レースラフティングの可能性 part4)
前回の続きです。
レースラフティングにおいて、波立っている激流をチームで漕ぎ進めるときに、
- 各ポジションでもって、その時その時の絶好のタイミングでもって漕げば、もっと効率よくボートを激流のなかで進めることが出来るのでは??
- 各ポジションで「最も水を掴める位置」&「最も水を掴めるタイミング」」でもって漕ぐようにすれば、各選手のパドリングのロスがなくなり、結果的に、もっと速く激流を漕ぎ抜けることができるのでは??
という”可能性”について書いているところなのですが、これを実践するには大きな問題があります。
一つはお互いのパドルがぶつかり合ってしまうという物理的な問題(前回の記事を参考)
そして、もう一つが、
どうやって、このような完璧なコンビネーションをチームメンバーで(4人、6人)でつくり上げるか・・・・という問題です。
ただ単純にチームメンバーで「好き勝手に」漕いで、激流を進んでいくなら、これは簡単です(笑)
しかし、それではタイムを競うレースラフティングでは勝てません。
目的はあくまでも、チームメンバー全員が乗っている”一つのボート”を、出来るだけ速く激流のなかで進めせることなのです。
そのためには、前回も書きましたが、
- 激流の中でボートを効率よく進ませるときの「ボートの運動エネルギー」を減少させない!
- 激流の中を進んでいく「ボートの運動エネルギー」をより適切に維持&供給し続ける!
ということが絶対条件となってきます。
つまり、各自のパドリングのタイミングは、見た目はバラバラですが、
その一つ一つのパドリングワークが、全て「ボートの激流を進もうとする運動エネルギー」に上手く生かされている!!
という状態です。
イメージとしては、
障害物がたくさんある森林の中を駆け抜ける4足獣の動物の足のような動き??
もしくは6本足の昆虫のような動き??
でしょうか(笑)
もちろん、それぞれの動物、昆虫によって足の運び方というのは異なってくるのでしょうが、自然の生物というのは、その環境に適した”効率的な動き”をしているのではないかと思います。
二対の足がセットで動いているケースもあるでしょうし、三対の足がセットで動いているケースもあるでしょう。
立体的な障害物を乗り越えるときには、瞬間的に不規則な動きをしていることもあると思います。
それらの動きの結果、自らの体をスムーズに移動させているのではないでしょうか(間違っていたらすみません)
ラフトでもこんな動きが出来れば・・・・・と考えているのですが・・・
ここで話しがまた最初に戻ります。
どうやって、このような完璧なコンビネーションをチームメンバーで(4人、6人)でつくり上げるか???です。
動物や昆虫なら比較的簡単でしょう。
なぜなら彼らは、この複雑な動きを一匹(一つの脳)で管理しているからです。
しかし、レースラフティングの場合は4人(4つの脳)や6人(6つの脳)で、このような複雑な動きをしなければいけないことになります。
つまり、一人ひとりが、その状況に応じて、他の人達がするであろう「パドリングワーク」を完璧に予測・把握し、それとマッチした「自分のパドリングワーク」をしなければいけないことになります。
これは、ものすごく大変で難しいことです!!
こんなことが果たして可能なのか???と思えるくらいですね(笑)
この辺のことはこちらの過去記事で書いています♪
⇒ラティングチーム論
しかし、例えばもし、こんな生物がいたら・・・・
”ラフト”を体として持ち、6本足の先端にパドルも持っている「架空の生物」♪
当然、動きを管理する「脳」は一つです。
この生物が激流を進んでいくときには、おそらく6本の足をその状況に応じて、色々なパターンを駆使して、漕ぎ進んでいくのではないでしょうか??
(もちろん、その中には6本足が一緒のタイミングになるときもあるでしょう)
実践するのは、とてつもなく難しいことです。
しかし可能性はもちろゼロではありません。
でも、チームとして、これを達成できたとしたら・・・これまたものすごい「進化」を遂げるのではないでしょうか?
以上、勝手な妄想(可能性)part5でした!!
では、次回から「レースラフティングの可能性」として、個人的には最も実現の可能性の高いもの・・
「慣性スライド」について説明していきたいと思います。
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