長良川WWF~いざスラローム!~

2019年9月1日

前回の続きで、岐阜県長良川で行われたラフティングレース「長良川WWF」大会レポートです。

大会2日目の第3種目「スラローム」

ある意味、最もチームとしての完成度が求められるこの種目に対し、私達の即席チーム「クラウド6」が僅かな練習時間で行ったことは、

『ボート回転性能を高める』 ということだけでした。

(詳しくは前回の記事をどうぞ♪ ⇒長良川WWF~回転軸!~

それに加えて、初日のレースで皆で意識してきた「パワーポイントを合わせる」ということも、しっかり意識しようと話し合いました。

そして、いざ本番。

↓実際のレースの様子です。


RaftingTeamGratias さんのサイトより引用させて頂いています)

結果から言ってしまうと、私達「クラウド6」は8位という成績でした・・

スラロームは2回下って、そのうち良い成績のほうが採用されます。

私達は、降下タイム自体は2本とも2番目に速いタイムでゴールしたのですが、その両方でゲートタッチを2回ずつ犯してしまい、その結果ペナルティーが加算されて、8位となってしまったのです。

スラロームでは、途中のゲートに接触したり、不通過をしてしまうとそれぞれ5秒と50秒のペナルティーを実際の降下タイムに加算されてしまうのです。

例えばAチームが2分ちょうどでコースを下ってきたとします。その際、全てのゲートを接触なしで下ってきました。

一方、Bチームは1分56秒で下ってきましたが、一つのゲートに接触をしてしまったとしましょう。

このケースでは、Aチームのタイムは2分ちょうどのままですが、Bチームの場合は1分56秒(実際の降下タイム)+5秒(接触のペナルティー)で2分1秒が最終タイムとなるのです。

したがって、Aチームの勝ちとなるわけです。

今回のスラロームのコースは、コースタイムが比較的短く、その上ゲートのセットもシンプルな設定となっていたので、たった一つのゲート接触でも大きく順位を落としてしまうという状況になっていました。

私達、即席チーム「クラウド6」は、残念ながらゲート練習を行う時間は全くありませんでした。

それがそのまま成績に表れたという形になってしまったのです。

しかし、一方で客観的にこの結果を分析してみると、私達にとっては、

短い時間で集中して練習したことは、本番でもしっかり発揮することができて、練習出来なかったことは、そのまま本番でも出来なかった・・・ということになります。  

私達はスラロームにおいて、最初に書いたように「全員のパワーポイントを合わせる」ことと「全員でボートの回転性能を上げる」ということに重点をおいて練習を行いました。

この2つの要素が即席チームとしては上手く機能し、降下タイム自体はプロチームである「テイケイ」に次ぐ2番目となったと思います。

しかし、残念ながらスラロームにとって、非常に重要なゲート際の練習を全く行えなかったことが、ゲート接触というミスに繋がったのでしょう。

このことは当たり前といえばそれまでなのですが、この結果にはやはりメンバー全員多少落胆したものです。

「もう少し何とかできたのではないか・・・」という想いは全員が持っていたものでしょう。

しかし、これがレースなのです!

実際の結果が、全ての結果。 

練習、準備、精神状態、体調、チームの状態、運・・・ etc 。それら全ての要素が反映されての結果なのです!

悔しい思いはありましたが、その辺は即席チーム(笑)。 すぐに気持ちを切り替えて、3日目の最終種目である「ダウンリバー」に向けて全員が気持ちを高めていったのでした!!

$ラフティング道
(実はスラロームでもポジションを変えていました! この写真。全員が「同じところ」を見ています! 即席チームでも想いは一つ。いい写真です♪)

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