長良川WWF~パワーポイント~
10月6~8日の3日間に、岐阜県長良川で開催された「長良川WWF」。
このレースに、私達は急遽結成された即席チーム『クラウド6』で挑みました。
前回の記事でそのチームメンバーを紹介しました♪(⇒長良川WWF~急造戦艦「クラウド6」!~ )
私達チームが全員揃ったのは、大会初日の朝でした!
それまではお互い一度も一緒に漕いだことのないメンバーです。
私達は、少しでも「お互いの漕ぎ」を合わせようと、少し早めにウォーミングアップを始めることにしました。
ここで私達が重点的に行ったのは、「お互いの漕ぎ」の「パワーポイント」を合わせる作業でした。
「パワーポイント」とは文字通り、「力の入るポイント」のことです。
正確に言うと、「最も力を発揮できるポイント」となります。
(この「パワーポイント」という言葉が、正しい英語なのかどうかは分かりません・・・。ただ私達は「漕ぎ」の話しをするときに、通常、この「パワーポイント」という言葉を使っているのです)
今回のチームは、今までのレース経験などを含め、全員が全く異なるバックボーンを持った6人です。
いきなり「漕ぎのフォーム」や「漕ぎの質」を揃えるのは至難の技です。
それならば最低でも、「各自が最も力を入れるポイント」だけでもを揃えようと試みたのでした。
それぞれのフォームなどはバラバラでも、パワーポイントが合っていれば、ボートはそれなりに進むのです
例えるなら・・・
う~ん、何に例えよう???
他のものに置き換えようとすると、なかなか難しいですね
・・・・・。
そう!例えば、平らなテーブルの上で小さい物(携帯など)を、二人がそれぞれ指一本ずつを使って、「共同作業」で前に進めるという状況があったとします。
それぞれの指は(例えば)携帯電話の外側部分を押すわけです。
携帯電話の両外側を、2人がそれぞれの指で挟みながら、前に進めるというわけです。
この時、どちらか片方の人だけが強く指を押した場合、その携帯電話は真っ直ぐ進みません。あっという間に左右どちらかに曲がってしまうでしょう。
真っ直ぐ進ませるには、その力が多少、強かれ弱かれ「ほぼ同じような力とタイミング」で押す必要があるわけです。
これはあくまでもごく簡単に説明した例なので、実際のラフティングの「漕ぎのパワーポイント」の場合にはもっと複雑な要素が関係してくるのですが、なんとなく分かって頂けたのではないでしょうか?
私達は約1時間という時間のなかで、最初にコースのライン(ボートが通る道です)の確認を簡単に行い、あとはその「パワーポイントを合わせる」という作業だけを重点的に行いました。
そして、いよいよ最初の種目「スプリント」に挑んだわけです。
結果は40チーム中3位でした♪
疲れが出てきた後半は、各自のパワーポイントがずれ始め、ボートの挙動が左右にブレてしまってましたが、全員がなんとか踏ん張り最後まで漕ぎ切りました。
1位はもちろんチームテイケイ(私が去年まで在籍していたチームです)。そして2位には去年の女子世界大会2位のリバーフェイス。
それに続く3位だったので、即席チームとしてはまずまずの好成績を残せたのでした!
この結果には、チームメンバーも素直に喜び、午後の2種目目「H2H」に向けて、モチベーションをあげていったのでした!
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