長良川WWF~パワーポイント~

2019年8月4日

10月6~8日の3日間に、岐阜県長良川で開催された「長良川WWF」。

このレースに、私達は急遽結成された即席チーム『クラウド6』で挑みました。

前回の記事でそのチームメンバーを紹介しました♪(⇒長良川WWF~急造戦艦「クラウド6」!~ ) 

私達チームが全員揃ったのは、大会初日の朝でした!

それまではお互い一度も一緒に漕いだことのないメンバーです。

私達は、少しでも「お互いの漕ぎ」を合わせようと、少し早めにウォーミングアップを始めることにしました。

ここで私達が重点的に行ったのは、「お互いの漕ぎ」の「パワーポイント」を合わせる作業でした。

「パワーポイント」とは文字通り、「力の入るポイント」のことです。

正確に言うと、「最も力を発揮できるポイント」となります。

(この「パワーポイント」という言葉が、正しい英語なのかどうかは分かりません・・・。ただ私達は「漕ぎ」の話しをするときに、通常、この「パワーポイント」という言葉を使っているのです)

今回のチームは、今までのレース経験などを含め、全員が全く異なるバックボーンを持った6人です。

いきなり「漕ぎのフォーム」や「漕ぎの質」を揃えるのは至難の技です。

それならば最低でも、「各自が最も力を入れるポイント」だけでもを揃えようと試みたのでした。

それぞれのフォームなどはバラバラでも、パワーポイントが合っていれば、ボートはそれなりに進むのです

例えるなら・・・

う~ん、何に例えよう???

他のものに置き換えようとすると、なかなか難しいですね

・・・・・。

そう!例えば、平らなテーブルの上で小さい物(携帯など)を、二人がそれぞれ指一本ずつを使って、「共同作業」で前に進めるという状況があったとします。

それぞれの指は(例えば)携帯電話の外側部分を押すわけです。

携帯電話の両外側を、2人がそれぞれの指で挟みながら、前に進めるというわけです。

この時、どちらか片方の人だけが強く指を押した場合、その携帯電話は真っ直ぐ進みません。あっという間に左右どちらかに曲がってしまうでしょう。

真っ直ぐ進ませるには、その力が多少、強かれ弱かれ「ほぼ同じような力とタイミング」で押す必要があるわけです。

これはあくまでもごく簡単に説明した例なので、実際のラフティングの「漕ぎのパワーポイント」の場合にはもっと複雑な要素が関係してくるのですが、なんとなく分かって頂けたのではないでしょうか?

私達は約1時間という時間のなかで、最初にコースのライン(ボートが通る道です)の確認を簡単に行い、あとはその「パワーポイントを合わせる」という作業だけを重点的に行いました。

そして、いよいよ最初の種目「スプリント」に挑んだわけです。

$ラフティング道

結果は40チーム中3位でした♪

疲れが出てきた後半は、各自のパワーポイントがずれ始め、ボートの挙動が左右にブレてしまってましたが、全員がなんとか踏ん張り最後まで漕ぎ切りました。

1位はもちろんチームテイケイ(私が去年まで在籍していたチームです)。そして2位には去年の女子世界大会2位のリバーフェイス。

それに続く3位だったので、即席チームとしてはまずまずの好成績を残せたのでした!

この結果には、チームメンバーも素直に喜び、午後の2種目目「H2H」に向けて、モチベーションをあげていったのでした!

<→続きはこちらです>