レースラフティングを使った「チームビルディング研修」~徳島県三好市イケダ湖静水~その①
先日、徳島県三好市、イケダ湖(吉野川)の静水にて、ラフティングを用いたチームビルディング研修(企業研修)が行われました。
この研修は、現時点ではまだ「トライアル」の段階ですが、来年度(令和2年度)からは本格的に開始されることが決まっているチームビルディング研修になります。
講師は日本女子代表として世界大会において2回の優勝経験を誇る阿部雅代氏(通称:アベちゃん)
上の画像はネット上から勝手に拾ってきたものですが(^o^;) あの有名番組「情熱大陸」にも出演したことある女性アスリートです!
私(八木澤慶太)はサブ講師としてお手伝いしてきました。まあ、サブ講師とは言っても私は受講者に対し水上にて軽くアドバイスなどをする程度で、研修のほぼ全てはアベちゃんが進めます(*^_^*)
せっかくの機会なので今回行われたこのラフティングを用いたチームビルディング研修(企業研修)の流れを簡単に紹介していきたいと思います。
ちなみに、ここで言う「ラフティング」とは主に「レースラフティング」を指します。一般的に想像される「コマーシャルラフティング」とは異なるものです。
「レースラフティング」とは、簡単に言えば「ラフティング競技」のことです。下の画像は「レースラフティング」においてスラロームと呼ばれる種目をしているところです。
(レースラフティングの様子)
対して「コマーシャルラフティング」とは「コマーシャルツアー」や「ラフティングツアー」とも呼ばれるもので、日本はもとより全世界の色々な川で、アウトドア・アクティビティ、アウトドア・スポーツとして楽しまれているものです。
(こちらがコマーシャルラフティングツアー)
なぜ「コマーシャルラフティング」ではなく「レースラフティング」なのか??
これについては後述します(次回の記事で)
話を戻します。研修において、まず最初は室内にてオリエンテーションを行いました。
- チームビルディング研修において「ラフティング」を使う理由
- なぜ「コマーシャルラフティング」ではなく「レースラフティング」を使うのか?
- なぜ静水メインで行うのか?
- などなど・・
このような事などを説明し、またお互いの参加者同士で簡単な自己紹介なども行いました。
(今回は3つの企業・会社からの参加でした)
そして、その後イケダ湖の静水にて各チームがラフトに乗り込み、いよいよチームビルディング研修の『メイン部分』が始まります♪
最初はまず
・ボートを真っ直ぐに進ませる
・ボートを右に曲げる、左に曲げる
・一回転する
など簡単な操作に各チームで取り組んでもらいます。
基本的に最初の段階において、僕ら講師がボートの操作の仕方を具体的に教えることはしません。
まずは「何の知識も持たない状態」でとりあえず頑張ってもらいます(笑)
ほとんどの人はラフティングの経験が無い人達です。あってもガイドさんが同乗する「ラフティングツアー(コマーシャルラフト)の経験です。
自分達で全てを操作する「レースラフティング形式」での経験を持つ人はまず皆無です。
この「チームの全員がほとんど全く経験・知識が無い状態」で、取り組んでもらうのが、この研修の「肝の一つ」です。
メンバーの中に、レースラフティングに関して、ある程度の経験や知識を持った人がいると、ややもすると、チーム全体がその人の考え・主張中心になりがちです。
まあ仮にレースラフティングの経験者がグループの中にいたとしても、それでもこの研修にさして支障はないのですが・・
でも、このチームビルディング研修が最終的に目指すものは
『複数のメンバーで構成されたチームにおいて、各個人がお互いに協力して、チーム一丸となって目標達成を目指す試み』です。
なので、どちらかと言えば、会社や組織の地位・立場に関係なく、チーム全員が同じような条件(未経験)でその課題に取り組むほうが、各自の意見や個性が反映されやすくなるだろうと思われます。
その中で、チームとして上手く課題をクリアする為に(この研修では、勿論、ラフティングのボートを上手く操作すること)
「各自がお互いの特性を理解し尊重しつつ、協力してボート操作に取り組み、チームとしての目標達成を目指していくチームワーク作り」
を目指していくことになります。
その点で言えば、「レースラフティング」という素材は、一般人のほとんどの方は未経験のアクティビティでしょう。
まさにチームビルディングを行う上で最適のものだと思いますね(*^_^*)
また、この『皆が未経験』という要素の他にも、私が「レースラフティングがチームビルディングに適する」と考える最大の要素が実は別にあります。
これが根幹にあるといっても決して過言ではありません。
詳細は以下のテーマで説明しています。やや小難しい内容となっておりますが、もし興味ありましたら参考にしてみて下さい。
→【ラフティングチーム論】
長くなってきたので、次回に続けます。
次回はさらにこの「レースラフティングを用いたチームビルディング研修」の様子を具体的に紹介していきます。
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