2度あることは・・・?!
回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)
前回の記事の続きで、前回は私がオーストラリアでラフティングガイドのトレーニングの2日目について書きました。
1997年2月。トレーニングを始めた私はTully川でのラフティングで、初日と2日目に連続で「シアター」という激流で転覆したのでした。
Tully川のラフティングツアーについては昨日の記事や、過去の記事で動画を紹介しているのでよかったら見てみてください♪
このシアターというところは、タリー川でも最も危ないと言われている激流で僕が在籍していた時期にも重大な事故が何件か発生したところでした。
もちろん、当時はそんな知識は私にはなく、ただ「一般のお客さん」のようにガイドの横に座ってガイドのパドルさばきを見たり、激流の名前を覚えたりしているだけでした。
そして、トレーニングの3日目。
この日は初めて日本人の先輩ガイドのボートに乗ることになりました。
お客さんも日本人でした。
最初の2日間はガイドもお客さんも外国人のボートだったので、この日は「すべて日本語(笑)」という意味で少しはリラックスしてボートに乗っていたように思います。
ツアーが始まり、ボートはいよいよ「シアター」に突入。
激流に入る前に、そのガイドさんに、
「昨日と一昨日はここで転覆したんですよ」と言うと、
「知ってるよ(笑)最初の2日間で、そんな目に遭うトレーニング生はあまりいないから」
と言われました。
「今日はちゃんと下っていくのを見せてあげるよ」
と頼もしい言葉が返ってきたのでした!
しかし2度あることは・・・とよく言います。
さあ、どうなるか・・・。
と思っていましたが、その日は無事に「シアター」を通過したのでした(^o^)
私「おー!今日は無事に下れた!! 今日はこれまでのように激流を流されることはないかな」
そして、続く激流「ステアケース」に入っていきます。
この激流もタリー川での午前中の区間のおいては、「シアター」に並び危ない難所となっているところです。
階段状になっている激流が約150メートル続いています。
↓の動画でステアケースの全景が確認できます♪
昨日までの2日間は「シアター」では転覆したものの、この「ステアケース」は無事に下っていたので、特に何とも思っていませんでした。
ガイドさん曰く「このステアケースも結構転覆するところだよ。特に入り口で転覆しやすく、すると最悪だよ。ケガすることもあるし、この激流150メートルを全部流されることにもなるから」
と教えてくれました。
私「そうなんだ。入り口が危ないいんだ・・」
いよいよ突入・・・。
ここまで、読んでくれたみなさんは、もうなんとなく感づいているかも知れませんね(笑)
そうです。転覆しました!!
まさに「2度あることは3度ある」でした。
しかも速攻で転覆しました。
あっという間です。
昨日までの2日間は 「ボートが岩に当たり、その結果、ボートが傾き転覆したというケース」でしたが、
(こんな感じです♪ その原理についてはこちらの記事を参考にしてください)
⇒「川の障害物」
⇒「岩に衝突⇒転覆!」
⇒「岩に衝突して転覆する原因」
今回は「ボートが流れに食われ、その結果ボートが片側に持ち上げられ転覆したケース」
そんなわけで、トレーニングの最初の3日間で、いきなり連続3回転覆するという目に遭った私ですが、
トレーニングの最初にこのような
「ボートが転覆するケースの2大原因」
を身を持って経験できたことは、その後の私のガイドのトレーニング、技術の向上に大きく役立ったものとなりました♪
もっとも当時はそこまでのことは当然ながら感じてはいませんでしたが・・・
その後、ガイドの中で「keitaを横に乗せると転覆する!」といわれるようになったのは言うまでもありません(笑)
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