ランチに練習♪
回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)
オーストラリアのケアンズでラフティングのガイドトレーニングを始めてた私は、最初の3日間を3回連続でボートが転覆するという経験をすることが出来ました♫
そのどれもが激しい激流での転覆でした。
そのおかげで、私はトレーニングを始めてすぐに「激流の中を流される」ということに対して「ある種の慣れ」みたいなものが出来上がったと思っています。
「ラフティングとはこういうものなのか」
「激流で流されるとこういう感じなのか」
と身を持って知ることができました。
タリー川へのトレーニングは毎日のように通っていました。
この頃の生活リズムは、朝6時にラフティング会社(RnR社)に行き、会社のバスでタリー川まで移動。
10時頃からラフティング開始で途中40分ほどランチ休憩。
午後の3時頃にラフティングは終了し、片付けなどをしてケアンズに帰ってくるのは夜の7時頃。
家に帰って、ご飯食べて、たまに筋トレして、夜の10時頃にはベットへ。
そして、また朝再びラフティング会社へ・・・。
といった繰り返しでした。
トレーニング4日目くらいからは、ラフティングツアー中に、私だけいろんな激流で泳がされるようになりました。
ガイドが「keita.ここからあそこまで泳いでいって、そしてまたここまで泳いで戻って来い」といった感じで、どんどん激流を泳ぐようになりました。
泳ぐのは決して楽ではなかったのですが、それよりも
「激流を泳ぐのって、結構楽しい♪」と思いながらやっていたので、自分の中ではそれなりに楽しみながら行なっていたように記憶しています。
そして、このぐらいから、ランチの時間にパドリングの練習も行うようになりました。
ランチは途中の川岸でボートを止めて、そこでオージーバーガーを食べます♪
これがまたデカくて美味しいのです!
当時はかなり金銭的にも余裕がないときだったので、ここぞとばかりにたくさん食べていました(笑)
そして、食べ終わると一人ボートに乗り込み、午後の出発の時間まで15分くらい、パドリングの練習をするようになったのです。
↑これがランチの場所です♪(写真ではカヤックをしてますが・・)
ここは流れは穏やかですが、滝の辺りにちょっとした岩が5つくらいあり、穏やかなりに「それなりの流れ」を形成している所でした。
したがって、この場所で一人でボートを操作して、上流に漕ぎ上がったり、上流から岩の後ろにボートを入れる(止める)といった事をするということは、ラフティングの基本的なパドリング操作を習得するのにはまさにうってつけの場所だったのです。
ちょっとでも、操作を誤るとボートはあっというまに下流に流されてしまいます。
私はここで、結局2ヶ月間以上、毎日のようにランチの時間に一人パドリング練習を行なっていました。
時間にすればたかが15分程度ですが、毎日やればかなりの量です。そして、かなり密度の濃い練習が出来たと思っています。
もっとも、その時は練習というよりも、毎日確実に上手くなっていく事が嬉しくて、そして楽しく、遊びのような感覚で行なっていました。
今考えても、ラフティングを始めた最初の数ヶ月という「この時期」は、本当に純粋に
「練習して、上手くなるのが楽しくてたまらない」 という時間でしたね。
「好きこそものの上手なれ」とよく言いますが、まさにそれを実感・体験していた時期だったと思います。
私は、今でも「この時期」の「ランチでのあの練習」が今の自分のラフティング技術の土台になっていると確信しています(ちょっと偉そうですね・・・すみません)
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