大ピンチ『さあ、どうする!?』

2019年8月9日

オーストラリアでリバーガイドをしていた時の回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)

「ちょっとしたエピソード」第2段です(笑)

今回は、『さあ、どうする!?』です。

その日は、ラフティング半日コースのバロン川での仕事でした。


(バロン川の最大の難所、ルースターテールです)

バロン川というのは、ケアンズの街から20分くらいの場所にある川です。普段の川の激しさで言うと、1日コースのタリー川よりもだいぶ落ち着いた感じとなります。

あくまでも、普段の状態ですが・・。

雨季の時期に増水すると、それはもう「恐ろしい激流」へと変貌するのです!

恐ろしいバロン川に関しては、以前に書いているので、時間あるようでしたら読んでみてください♪

こちらです。
↓ ↓

<<カヤックでの失敗>>

⇒変貌するバロン川!
⇒カヤックでの失敗・・。
⇒カヤックでの失敗・・part2
⇒カヤックでの失敗・・・part3
⇒カヤックでの失敗・・part4

さて、話を戻します。

その日のお客さんは、全部で28名での参加でした。

ボートの数は4艇。 ボートは8人乗りです。

各ボートには当然ガイドが一人ずつ乗ります。
ということは、当たり前ですが、お客さんは一つのボートに最大7名ということになります。

ですので、その日はちょうどボート4艇に最大人数が乗ることになるのでした。

(ガイド1名+お客さん7名)×4艇ですね♪

つまり、7人組のグループを4つ組まなくてはいけないわけです!

お客さんというのは、当然2人組もいますし、3人組グループもいたりします。そのときによってバラバラです。

7人組を作るというのであれば、必ず奇数の人数のグループが必要になってきます。

もし、奇数がなければ、どこかのグループを分けなくてはいけません!

日本でしたら、通常こういったケースでは、ラフティング会社のほうがその辺を配慮して、同じグループの人達はなるべく別れることないように、極力努力したりもします(予約人数を抑えたりするわけです)

しかし、ケアンズでは、その辺は本当にビジネスライクでした。

オフィスのほうでは、お客さんの各グループの人数は、全く考慮せず、ひたすら、ボートに乗れるだけ予約を取っていたのです。

私はその日のトリップリーダーでしたので、そのグループ分けも私が行わなくてはいけません。

トリップリーダーとは、その日のラフティングツアーのリーダーのことで、ツアー全体の責任者となります。

その日のお客さんの内訳は日本人の方が14名。そして外国人の方が14名でした。

外国人の方々は簡単に7人組が2つ作れたので、そのまま外国人チームとしてラフティングをしてもらうことにしました。

問題は残った日本人14人です。 しかもなんと最悪なことに、全て2人組でした。二人組が7組です。

ツアー前に名簿を見たときに、そのことはわかっていたので、男性2人組とか女性2人組がいたら、なんとか別々のボートに乗ってもらえるようにお願いしようと思っていたのですが・・・。

その目論見はもろくも崩れ去りました。

なんと全部が見事にハネムーンカップルだったのです!

2つのボートに乗ってもらうためには、どこか一組のハネムーンカップルさんが2つのボートに分かれて乗ってもらわなくてはいけません!

せっかくケアンズまで新婚旅行にきて、そしてラフティングを2人で一緒に楽しんで、ハネムーンの思い出にでもしようと思っていたであろうカップルさんを、離れ離れにしなくてはいけないのです!!

大ピンチです!!さあ、どうする???

ってわけで続きます(笑)