『いきなり怒られた・・』part2

2019年8月9日

オーストラリアでリバーガイドをしていた時の回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)

前回の話(⇒ちょっとしたエピソード『いきなり怒られた・・』)の続きです♬

朝、バスに乗る際にいきなり私に向かって、

「何で朝、起こしてくれなかったんですか!!」

と怒ってきた女性はそのままバスに乗り込んだのでした・・

私もまだ若かったので、ちょっとカチンとしましたが、そこは我慢しました(笑)

やはりお客さんですから♪

しかし、何も言わないと本当に私のせいになってしまうので、バスの中に乗ってから、そのお客さんがモーニングコールを頼んだ旅行会社と、私が働いていたラフティング会社は別々であることを説明し、私自身とは関係ないことを説明しました。

その事は理解してくれたようでしたが、もうあとには引けなくなったのか、

「そうですか・・。わかりました・・・」と一言だけ。

やはり不機嫌でしたね。

そんなことがあったので、私は、

「まあ、しょうがないな・・。でも、今日、あの女性を自分のボートに乗せるのはちょっとやりにくいな・・」

「いや、絶対に避けたいな・・」

と考えていました。

そして、川に到着。

みんなバスから降りて着替えて川岸のほうに降りて行きました。

私は何か用事があり、一番最後に川岸に降りていったのですが、その時はもうほとんどのお客さんは各ガイドのボートに乗り込み、練習を始めていました。

そして、その日のトリップリーダーが、

「Keita。今日のお前のお客さんはあそこのグループだよ。よろしくな!」と言って、すぐに自分のボートに行ってしまいました。

私は、かなり遅れていたので、

「早くお客さんと練習して行かなくては・・・」

と思い自分の今日のお客さんであるグループのところに足早に近づきました。

そして、近づきながら、なんとなく

「なんか嫌な予感がするな・・・。 まさか・・」

嫌な予感というものは当たるものです(笑)

見事にそこにいました! 朝の女性が!!

私の心の中・・

「うわ・・・マジか・・・どうしよう・・・今日一日耐えれるか・・・」

しかし、考えた所でどうしようもありません。ほかのグループが残っていれば交換なりできたかもしれませんが、もうみんな川の上なのです。

そのグループの中には、その女性(カップルさん)のほかにも当然ほかの人達もいますので、ちゃんとガイドしなければいけません。

その女性も当然私の事に気付いているので、かなりよそよそしいです

そこで、私は決めました。 もうやるしかありません!

「よし! 自分はこの女性には気付いていないフリをしよう!」 と(笑)

普通だったら、こんなことは出来ないのですが、ラフティングのヘルメットなどを被ると、結構外見が違って見える人もいるので、なんとかいけるんじゃないかと考えたのです。

というわけで、その日のガイドはいつもにはないハイテンションで臨みました(笑)

その女性にもわざと、

「どこのホテルに泊まっているんですか?」などと聞いていました(笑)

そんなことハッキリと分かっているのですが・・

もう徹底的にやりました!!

その女性も最初は、

「なんか変だな・・」と感じていたかもしれませんが、私は一貫して「気づいていない」フリをしつつ、いつも以上にトークに頑張っていたので、徐々に打ち解けてきました。

そして、最後には笑って、

「今日は楽しかったです。有難うございました」

と言ってくれたのです。

「いや~、よかったよかった」って感じでしたね♪

あの日は、ある意味一番頑張ってガイドした日でしたね(笑)

$ラフティング道
(本文とはなんの関係もない写真です。笑)

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