『いきなり怒られた・・』part2
オーストラリアでリバーガイドをしていた時の回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)
前回の話(⇒ちょっとしたエピソード『いきなり怒られた・・』)の続きです♬
朝、バスに乗る際にいきなり私に向かって、
「何で朝、起こしてくれなかったんですか!!」
と怒ってきた女性はそのままバスに乗り込んだのでした・・
私もまだ若かったので、ちょっとカチンとしましたが、そこは我慢しました(笑)
やはりお客さんですから♪
しかし、何も言わないと本当に私のせいになってしまうので、バスの中に乗ってから、そのお客さんがモーニングコールを頼んだ旅行会社と、私が働いていたラフティング会社は別々であることを説明し、私自身とは関係ないことを説明しました。
その事は理解してくれたようでしたが、もうあとには引けなくなったのか、
「そうですか・・。わかりました・・・」と一言だけ。
やはり不機嫌でしたね。
そんなことがあったので、私は、
「まあ、しょうがないな・・。でも、今日、あの女性を自分のボートに乗せるのはちょっとやりにくいな・・」
「いや、絶対に避けたいな・・」
と考えていました。
そして、川に到着。
みんなバスから降りて着替えて川岸のほうに降りて行きました。
私は何か用事があり、一番最後に川岸に降りていったのですが、その時はもうほとんどのお客さんは各ガイドのボートに乗り込み、練習を始めていました。
そして、その日のトリップリーダーが、
「Keita。今日のお前のお客さんはあそこのグループだよ。よろしくな!」と言って、すぐに自分のボートに行ってしまいました。
私は、かなり遅れていたので、
「早くお客さんと練習して行かなくては・・・」
と思い自分の今日のお客さんであるグループのところに足早に近づきました。
そして、近づきながら、なんとなく
「なんか嫌な予感がするな・・・。 まさか・・」
嫌な予感というものは当たるものです(笑)
見事にそこにいました! 朝の女性が!!
私の心の中・・
「うわ・・・マジか・・・どうしよう・・・今日一日耐えれるか・・・」
しかし、考えた所でどうしようもありません。ほかのグループが残っていれば交換なりできたかもしれませんが、もうみんな川の上なのです。
そのグループの中には、その女性(カップルさん)のほかにも当然ほかの人達もいますので、ちゃんとガイドしなければいけません。
その女性も当然私の事に気付いているので、かなりよそよそしいです
そこで、私は決めました。 もうやるしかありません!
「よし! 自分はこの女性には気付いていないフリをしよう!」 と(笑)
普通だったら、こんなことは出来ないのですが、ラフティングのヘルメットなどを被ると、結構外見が違って見える人もいるので、なんとかいけるんじゃないかと考えたのです。
というわけで、その日のガイドはいつもにはないハイテンションで臨みました(笑)
その女性にもわざと、
「どこのホテルに泊まっているんですか?」などと聞いていました(笑)
そんなことハッキリと分かっているのですが・・
もう徹底的にやりました!!
その女性も最初は、
「なんか変だな・・」と感じていたかもしれませんが、私は一貫して「気づいていない」フリをしつつ、いつも以上にトークに頑張っていたので、徐々に打ち解けてきました。
そして、最後には笑って、
「今日は楽しかったです。有難うございました」
と言ってくれたのです。
「いや~、よかったよかった」って感じでしたね♪
あの日は、ある意味一番頑張ってガイドした日でしたね(笑)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません