ちょっとまとめます♪(レースラフティングにおける運動エネルギー)
引き続き、「レースラフティングにおける運動エネルギー」に関して記事です。
このテーマもちょっと長くなりそうなので、今回は簡単にこれまでの内容をまとめたいと思います♪
ここまでは以下のように進んできています。
- レースラフティングにおける「運動エネルギー」
- レースラフティングにおける「運動エネルギー」 の基本原則
- ラフティングと「エネルギー保存の法則」?
- 減少する「ボートの運動エネルギー」
- 運動エネルギーが減ったら?⇒加えれば良い!
ここまでに、レースラフティング(ラフティング競技)において、ボートの持つ運動エネルギーについての簡単な説明をしてきました。
まず、動き出したボート(速度を持ったボート)には、運動エネルギーが生まれます。
速度と重さが値が大きければ大きいほど、そのエネルギーも大きくなります。
参照(運動エネルギーの公式)
K=1/2mv ²
(Kが運動エネルギー、mは物体の質量、vは速さです)
この「ボートの持つ運動エネルギー」とは、『ボートを動かし続けるエネルギー』とも言えます。
ですから、理想としては、この自ら作り出した「ボートを動かし続けるエネルギー」を、”そのままそっくり”&”途中で減らすことなく” 維持し続けたいわけです!
しかし、実際には、様々な”ブレーキ要素”が働くために、そのエネルギーは確実に減っていってしまうのです。
↓
運動エネルギーが減ってしまうということは、速度が落ちるということを意味します。速度を維持するためには、減った分の運動エネルギーと同等のエネルギーを加えなければいけません。
↓
したがって、タイムを競うレースラフティングにおいては、
- この運動エネルギーの大きさをいかに大きくするか(最大速度、最大パワーの追求)
- いかに、なるべく大きい運動エネルギーを、なるべく長い時間維持できるようにするか(持久力の追求)
- いかに効率よく、この運動エネルギーを維持できるようにするか(技術の追求)
- いかに自分たちの最大運動エネルギーまで、なるべく短時間で、瞬時に達せるようになるか(瞬発力の追求)
- いかに「ブレーキ要素」を少なくするか(技術&プラン&思考の追求)
これらのことを考えながら、日々のトレーニングや実際にレースに臨んでいくことになるのです!
(もちろん、これだけではありません。もっともっと沢山あるでしょう)
以上がここまでの簡単な「まとめ」ですね。
上のイメージ図を見てもらえれば分かるように、これまでの「ボートの運動エネルギー」については、”直線運動”で説明してきました。
しかし、当たり前ですが、実際のレースラフティングでは、直線だけではありません。
曲線、カーブだらけです(笑)
では、次回からこれらのことを”曲線” ”カーブ”に当てはめて考えていきたいと思います。
この”カーブにおいての運動エネルギーの扱い方”というのが、ラフティングではとても難しいところなのです。
それは、また一つ新たに”ややこしい”運動の法則が関わってくるためなのですね
というわけで次回に続きます♪
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