ラフティングが上手くなるコツは「見る!見る!」

2019年8月7日

久し振りの回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)

本当に久し振りなので、いきなり前回の続きを書くと、あまりにも唐突になってしまうので、これまでの経緯の軽くもう一度書いておきます。

今から15年以上前の1997年、オーストラリアのケアンズで念願であったリバーガイド(ラフティングのガイドです)になった私は本当にその川浸りの毎日を楽しんでいました♪

日本での学生時代に偶然、本屋で立ち読みした本で、ラフティングの事を知り、「これは面白いに違いない!!」と直感だけで感じ取り、卒業後オーストラリアに渡りました。
(⇒本屋で出会った「ラフティング」 )

実際にやってみると、想像通り、いやそれ以上に面白く、私はあっという間にラフティングのとりこになってしまったのでした。

トレーニング中も楽しかったのですが、ガイドになって仕事としてやるようになってからさらに夢中になっていったように思います。

その年(当時23歳)になって初めて、「自分が本当に夢中になれるものに出会った」と言えるものだったのです。

ですから楽しいのは当たり前ですが、それだけではなく、

「ラフティングを上手くなりたい!」

「誰よりも上手くなりたい!」

という強い想いが、生まれつき「自信過剰」と「負けず嫌い」の性格も相まって、私の中に生まれていたのでした。そのため、

「どうやったらラフティングの技術が向上するのか??」

「どうやったら誰よりも上手くなれるか??」

という事ばかりを考えて毎日のガイドにあたっていたのです。

そのために行なっていた事の一つが前回までの記事で紹介した「ログブック」です。

⇒ログブック♪ / ⇒ログブックには「感情」も♪

そして、その他に行なっていたこと。それは、

「他の人のガイディングを見る」ということでした。

タリー川というところでのラフティングツアーでは、「セイフティーカバー」と呼ばれるものが沢山の場所で行われていました。

これは、ボートが転覆しそうな場所、もしくは誰かが落ちそうな場所、ラップがおこりそうな場所(参考♪⇒ラップ(wrap)とは)にあらかじめガイドがレスキューロープを持って岩の上に待機することです。

タリー川にはそういった激流がたくさんあったので、それだけ「セイフティーカバー」をしなければいけない箇所もたくさんあったのです。

本当に多かったですね~。

もしかしたら「ラフティングツアーを催行している川で、世界で一番セイフティーカバーを多くする川??」なのかもしれません!?

まあ、実際に1番かどうかは分かりませんが、とりあえずそれだけ多いということです(笑)

「セイフティーカバー」を岩の上でするということは、必然的に「他のボート」を見るということになります。

つまり「他の人のガイディング(ボートの操作、指示の出し方)」を見るということになります!

これがものすごく勉強になりました!

もしかしたら、自分にとって、この「見る」という行為がラフティングの技術や能力を向上させる上で、一番為になったことかもしれません。

私自身は、もちろん「上手くなりたい」と思っていたこともありますが、単純に「他のガイドのやり方を客観的に見る」という事が、すごく好きだったし、楽しかったので、

毎日のツアーにおいて、なるべく多くの「セイフティーカバー」に入るようにしていたのです!

もうガンガン入っていました♪

では次回以降、「見る」ときに、私自身どのような視点で「見ていたのか」を紹介したいと思います。

これは結構使えます(と思う)♪

<→続きはこちらです>