リバーガイド上達する為には「ログブック」は必須♪

2019年8月7日

回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)

前回の記事で、オーストラリアでラフティングのガイドになった私は、常に

「どうやったらラフティングが誰よりも上手くなれるのか???」

そればっかりを考えて毎日川に出ていたことを書きました。
前回の記事はこちらです
(⇒「限りなき向上心!」もよかったらどうぞ♪)

題名ではカッコつけて「向上心」という言葉を使いましたが、実際のところは、

単純なる『欲』です!それも『強欲』
前回も書きましたが、もはやある種の「執念」のようなものでした(笑)

ただ単に、ラフティングを上手くなりたい、早く、そして誰よりも上手くなりたいといった想いだけだったのです。

今回からは、私が自分自身で「自分が上手くなるために」実際に行なっていた事をいくつか紹介していきたいと思います♪

(まあ、これはあくまでも私自身が行なっていたことなので、全てのガイド志願者に効果があるとは限りません・・。もしかしたら全く無いかも・・)

まず、最初に紹介するのは「ログブック」です!

リバーガイドを志している方の中には、先輩ガイドから「ログブック」をつけるように言われた経験のある人もいるのではないでしょうか?

「ログブック」とは、ようするにその日(トリップやトレーニング)の記録です。

人によって記録する内容は様々でしょう。

本当に簡単な記録ノートのような使い方、書き方をしている事もあると思います。

しかし、私の場合は主に、「自分のガイド技術の記録、考察」の部分に焦点を当てて書いていました。

具体的には、まず最初に


・日付
・トリップの本数(その日は何トリップ目なのか)
・水量
・お客さんの種類(日本人/英語を話す人/それ以外)
・下った区間

を簡単に書きます。

そして、あとは「その日の自分のガイド(トレーニング)」 について書いていました。

この部分が、主要なところであり、最も沢山書いていた部分ですね。

その日のガイド内容について、「上手くいった部分」「上手くいかなかった部分」などです。

そして、なぜ上手くいったのか? なぜ上手くいかなかったのか? その「理由」も書いていっていました。

もちろん、当時の自分の知識で書いていたので、あとで読み返してみると、

全くの見当違いの事も書いていたりするのですが(笑) 

激流の構造。ボートの動きなどはイラストで書いていたことも多かったですね。

それと、最初のトレーニングの頃は、日本語で書いていましたが、ガイドになってからは全て英語で書くようにしていました。


(こんな感じです。絵をよく書いていました♪)

オーストラリアでガイドしていたので、英語の勉強の為もありましたが、一番大きな理由は、

「ラフティングの関して、英語で物事を考える、英語でそれを表現できるようになりたい」

と考えていたからです。

私の働いていたラフティング会社はもちろん現地の会社です。

会社に自分の存在を認めてもらうため、そして他の英語を話すガイドとの意思疎通のためには、「ラフティングに関すること」はなるべく普段から英語で考えることが重要だと若い私なりの考えていました。

このことは、後に自分が他のガイドを束ねるトリップリーダーに昇格したときや、ガイド候補生を教えるトレーニングコースのインストラクターとなったときなどに、とても役になったと思っています。

もっとも文章の文法や、単語のスペルなどは結構いい加減でしたが(笑)

肝心なのは、「ラフティングに関しての表現方法を増やす」ということだったのです。


(しかし、字が汚く私以外は解読不能かも・・)

もし、今後海外でラフティングのガイドをしようと考えている方で、あまり英語が得意でない方は、「ログブックを英語で書く」ということを試してみてください!

ログブックを書くということは、「自分の思考の記録」 「思考の変化の記録」 でもあると思います。

これを日々確認しながら、トレーニングを行うことは、特に初心者の頃には、大変有効な手段ではないでしょうか。

少なくとも私の場合には、自分のラフティング技術、そして知識、思考能力向上のために、「非常に役にたった」ログブックとなりました♪


(トレーニングを始めた頃は日本語で書いていました。これはおそらくトレーニングコース時のものですね)

<→続きはこちらです>