クリスチャン回収作業♪

2019年8月9日

オーストラリアでリバーガイドをしていた時の回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)

前回(⇒特攻野郎クリスチャン!)の続きです。

「Everybody, Get into the water, Grab them!」(全員飛び込んで、みんな拾え!)

みんな、一瞬の躊躇もなく川に、一斉に飛び込みました!

とりあえず、サンダルやら、カヤックの内部の部品やら、細々としたものは片っ端から捕まえて、そのまま川岸へ放り投げます!!

パドルも捕まえ、やはり川岸へぶん投げます!

問題はクリスチャンとカヤックです。

クリスチャンは無事でしたが、ちょっとどこかを痛めたようでした。

でも、なんとか一人で川岸まで泳げそうだったので、クリスチャンはほっといて、あとはカヤックです。

3人がかりでカヤックを掴み、必至で川岸へと泳ぎました!

内部に浸水したカヤックはとんでもなく重いのです!

例えば、カヤックの容量が250リットルの場合、完全に浸水したカヤックの重さはカヤック本体プラス250キロもの重量になるわけです!

まあ、水の中なので、実際にはそこまでの重さはないわけですが、それでも流れがあるところで、それを一人で泳いで引っ張る至難の業となります!

通常は、そのリスクを減らすために、「浮力体」というものをカヤック内部に入れておくのです。

こんなものです♪
↓ ↓

これがあれば、多少は水の進入する割合を減らすことができるので、少しは楽になるのですが、クリスチャンのカヤックには入れてありませんでした・・。

もう、重たい、重たい・・・。

しかし、そのまま下流に流してしまえば、その後の回収は本当に難しくなってしまうので、みんな必死で泳ぎ、なんとか川岸に辿りつくことができたのです。

陸地に上げたクリスチャンのカヤックを見てみると、先端10センチほどが、直角に折れ曲がっていました・・・。

確か、その写真もあったはずなのですが・・・。

どこかへいってしまったようです(^o^;)

クリスチャンは岩への衝突の際に、少し足を痛めたようでしたが、

「No problem! Let’spaddle down!」 (問題ない!行こう!) 

さすがです♪

さすが特攻野郎クリスチャンです。

普通だったら、このようなことがあったら、

「今日はもう止めておくよ・・・」とでも言いそうなものですが、彼にとってはなんとも何とも無い出来事だったようです。

こんな感じで私達の「Behana creek」の「ファースト・ディセント」は始まったのでした!

やっと始まりましたね・・・。

なんだか長々と書いてしまってすみません。

でも、記憶を思い出しながら、自分自身でも思い出を半分楽しみながら書いているので、許してください(笑)

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