クリスチャン回収作業♪
オーストラリアでリバーガイドをしていた時の回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)
前回(⇒特攻野郎クリスチャン!)の続きです。
「Everybody, Get into the water, Grab them!」(全員飛び込んで、みんな拾え!)
みんな、一瞬の躊躇もなく川に、一斉に飛び込みました!
とりあえず、サンダルやら、カヤックの内部の部品やら、細々としたものは片っ端から捕まえて、そのまま川岸へ放り投げます!!
パドルも捕まえ、やはり川岸へぶん投げます!
問題はクリスチャンとカヤックです。
クリスチャンは無事でしたが、ちょっとどこかを痛めたようでした。
でも、なんとか一人で川岸まで泳げそうだったので、クリスチャンはほっといて、あとはカヤックです。
3人がかりでカヤックを掴み、必至で川岸へと泳ぎました!
内部に浸水したカヤックはとんでもなく重いのです!
例えば、カヤックの容量が250リットルの場合、完全に浸水したカヤックの重さはカヤック本体プラス250キロもの重量になるわけです!
まあ、水の中なので、実際にはそこまでの重さはないわけですが、それでも流れがあるところで、それを一人で泳いで引っ張る至難の業となります!
通常は、そのリスクを減らすために、「浮力体」というものをカヤック内部に入れておくのです。
こんなものです♪
↓ ↓
これがあれば、多少は水の進入する割合を減らすことができるので、少しは楽になるのですが、クリスチャンのカヤックには入れてありませんでした・・。
もう、重たい、重たい・・・。
しかし、そのまま下流に流してしまえば、その後の回収は本当に難しくなってしまうので、みんな必死で泳ぎ、なんとか川岸に辿りつくことができたのです。
陸地に上げたクリスチャンのカヤックを見てみると、先端10センチほどが、直角に折れ曲がっていました・・・。
確か、その写真もあったはずなのですが・・・。
どこかへいってしまったようです(^o^;)
クリスチャンは岩への衝突の際に、少し足を痛めたようでしたが、
「No problem! Let’spaddle down!」 (問題ない!行こう!)
さすがです♪
さすが特攻野郎クリスチャンです。
普通だったら、このようなことがあったら、
「今日はもう止めておくよ・・・」とでも言いそうなものですが、彼にとってはなんとも何とも無い出来事だったようです。
こんな感じで私達の「Behana creek」の「ファースト・ディセント」は始まったのでした!
やっと始まりましたね・・・。
なんだか長々と書いてしまってすみません。
でも、記憶を思い出しながら、自分自身でも思い出を半分楽しみながら書いているので、許してください(笑)
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