ロック・シザーズ・ペーパー
オーストラリアでリバーガイドをしていた時の回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)
「Behana creek」というところをカヤックで下った時の回想記を書いています♪
ここまでの流れは以下のようになっています(もし暇を持て余している方は、よかったらどうぞ)
⇒『ファースト・ディセント!』
⇒『ファースト・ディセント!』part2
⇒『ファースト・ディセント』part3
⇒『ファースト・ディセント!』part4
⇒特攻野郎クリスチャン
⇒クリスチャン回収作業♪
無事にクリスチャンと、彼の全ての装備を回収した私達は、いよいよ?本格的に、全員で「Behana Creek」に突入していくことになりました。
「特攻野郎クリスチャン」は、ちょっと足を痛めたようでしたが、
「全然大丈夫!」
ということでした(笑)
この時の、カヤックの先端がグシャっと曲がった写真とかもあったはずなのですが、どこかへ行ってしまったようですね・・・。
今、手元に見当たりません・・・残念!
もしかしたら、実家のどこかに眠っているのかもしれませんね。
あとで、見つかったら、また載せたいと思います。
全員でカヤックに乗り込み、慎重に下っていきます。
この時の「Behana Creek」の水は、本当に綺麗で、透明度もメチャクチャ良かったのです。
水深3メートルの深さであっても、川底までハッキリと見えるほどの透明度でした!
通常、雨で増水している川というのは、濁っているものですが、このときの「Behana Creek」周辺は、長い期間、雨が降り続いていたので、水量が増えた状態を維持したまま、水の濁りもなくなってしまったのでしょう。
おそらく、この時の「激流の透明度」というのは、私が今まで経験した中では「ピカ一の透明度」でした♪
流れが激しいところは、もちろん白く泡立っているのですが、穏やかな部分は、もう本当に綺麗です。
まるでカヤックが宙に浮いているような感覚になるのです!!
いつか、またあんな綺麗な透明度の激流で、カヤックを漕いでみたい・・・と常々想っているのですが、残念ながらいまだにその願いは、かなっていません。
さて、みんなでカヤックで乗り込み、「Behana creek」に漕ぎだした私達でしたが、2~3メートルほどの落ち込みをいくつか過ぎると、最初の「大きい激流」にたどり着きました。
落差は5メートルほどでしょうか。
垂直の落差ではありませんが、ところどころ、岩が出ていて、見た感じ、ちょっと「やらしい」落差になっていました。
ちなみに、川の世界の人間は、この「やらしい」という言葉をよく使います。
「やりづらい」とか「ちょっと難しい」などという意味ですね。
通常の川でしたら、落差2~3メートルといったら、かなりの落ち込みです。
しかし、この「Behana Creek」レベルのクリークとなもると、そのくらいの落差は、たくさんあったので、感覚的に「大きいな」というのは無くなってしまうのです。
そして、それを超えるような「大きい激流」&危険性の高い箇所では、必ず誰かがレスキューロープを持って、お互いをカバーしあっていました。
やはり何かあったら危ないですからね。
誰か一人が下ってくるときには、他の2人がロープを持って構え、一人はカメラを構えていました。
そして、下ってくる順番なんですが、いつも
「ロック・シザーズ・ペーパー」 で決めていました。
?????という方もいるかもしれませんね。
ようするに「ジャンケン」です。
「ロック」⇒「岩」⇒「グー」
「シザーズ」⇒「ハサミ」⇒「チョキ」
「ペーパー」⇒「紙」⇒「パー」
他に国ではどうかわかりませんが、少なくともオーストラリア、ケアンズでの私の知り合いは、そのように言っていたのです♪(もしかしたら呼ぶ順序は違ったかもしれませんが・・・)
そんな「ロック・シザーズ・ペーパー」で決まった、最初の大きい激流を下ることになったのは私でした!!
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