全ては自分の・・
回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)
前回の続きです⇒「撃沈・・。」
前回、ラフティングガイドになる為の試験「ショットガン」にて失敗してしまった話を書きました。
ショットガン終了直後は、その結果に納得いかなく、憮然としていた私でしたが
その日のお客さんの一人が、
「Hey Keita! 今日は楽しかった! ありがとう!!」
といってチップを10ドルくれたのです。
その瞬間、ショットガンに失敗したのは「お客さん」のせいではなく、「自分」のせいなんだと思ったのでした!
別にチップをくれたからというわけではありません。
ケアンズにラフティングに来る「お客さん」というのは、そのほとんどが、ラフティングをするのが初めてという人達でした。
その人達は楽しむためにラフティングに参加しているわけです。上手くできたら「ハイファイブ」をしたくなるのはごく当然のことなのです。
ガイド試験である「ショットガン」にて、激流「シアター」で私のボートが危ない場所に流されてしまった原因は、「ハイファイブ」をする暇のない「危ない激流」ということを事前に彼らにしっかりと伝えなかった自分にあったのです!
全ては自分のせいだったのです。
この事を、お客さんからチップをもらった時に、なぜか分かりませんが自然に気付き、そして納得することができました。
とは言え、私は小さい頃から、不思議と本番では練習のときよりも上手くいくことが多く、試験という類には失敗したことはなかったので、「ショットガン失敗」という現実を受け入れることは容易ではありませんでした。
「まさか自分が試験に落ちるなんて・・・」
という感じでかなり落ち込んだことを覚えています(多分、今までの人生でベスト3に入ります。笑)
しかし、この時の「失敗」は後々までずっと続く私の「リバーガイド人生」に大きな影響を与える出来事となりました。
「自分のボートの失敗」となった原因は、それが例え自分自自身以外から引き起こされたものであっても、自分がそのボートのガイドである限り、それは全て自分自身のせいなのです。
この事をしっかりと受け入れてガイドするのと、しないのとではものすごく大きな差があると私は思っています!
その結果に納得いかない時もあるでしょう。しかし、あとからよ~く考え直すと、あくまで自分のボートの安全面を優先し、リスクを最小限にすることを念頭に判断した場合、そのトラブルを避けられたケースは多々あるものです。
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