人工コースでの水没車両・水難救助訓練

2019年7月30日

前回の記事では、水難救助について書きました。

水難救助は普段はあまり必要とはされない技術かもしれません。

しかし、あるとないとでは「いざという時」に非常に大きな違いをもたらすものでしょう。

その結果は、生命の問題にも直結しうるものです。

私の友人で、オーストラリアのペンリスというところにある人工コースで働いている人がいます。

人工コースとは、自然の川ではなくて、コンクリートで固められたコース内に障害物を点在させ、人工的に激流を作っている施設です。

オリンピックのカヌー・カヤックのスラローム競技もこのような人工コースで行われています。

人工コースについての記事も以前に書いていますので、よかったらどうぞ♪

⇒ 「人工コース」(Penrith White Water Stadium)は最高♪
⇒ 「1時間で500ドル!!」
⇒ 「もし人工コースが日本に・・・。」
⇒ 「人工コースではラフティングで企業研修も!」

オーストラリアの友人は水難救助のインストラクターでもある人です。

そんな彼が先日、こんな写真を公開していました。

 

人工コース内に車を乗入れ、コース内に水を流し、実際にどんな状況になるかを訓練(検証?)したものです。

自然の川では、こんな訓練はなかなかできません

というかまず無理でしょう。

こんな実践的な訓練が日頃からできれば、その「水難救助の能力」は飛躍的に向上しそうです!

まだ日本にはない人工コース。

人工コースができれば、本当に出来ることはいろいろあります♪

早く日本にも人工コースができればいいですね♪

以下、「人工コースでの車両水没訓練」」の風景です。
コース内に車を乗り入れています。この時はまだコースに水は流れていません。

ラフティング道

 

 

コース内に水が流れ始めました。ちなみにこの水は人工コースの隣にある大きな池(オリンピックのパドリング競技の会場にも使われたもの)からポンプで汲み上げています。

 

車がどんどん水没していきます。

 

 

ラフティングのボートを使った訓練をしています。

ボートにシステムを組んで、車に近づけたようです。

すごい訓練です!