消防とラフティングガイドの合同訓練

2019年7月30日

ここ最近、水難救助の記事を書いてましたが、なんとタイミングがいいことに、つい先日、

地元の消防士の方々とリバーガイド(ラフティングのガイド)の「水難救助の合同訓練」が行われました。

場所は徳島県の吉野川です。

この地域で、こうして「消防士」と「リバーガイド」の合同訓練が行われたのは初めての機会でした。

全国的に見ても、このような形の合同訓練は極めて稀なケースです。

徳島に引っ越してきたばかりで、このような機会を持てたことは、私にとって非常に貴重で幸運な出来事となりました♪

訓練内容としては、

「川の対岸にいる要救助者(助けを必要としている人です)を救急車が到着するこちらの岸まで、消防士のとラフティング業者が協力して搬送する 

という想定でした。

ラフティング道

まず、通報を受けた消防チームが現場に到着です。

ラフティング道

そこへ、ラフティングツアーを行なっているリバーガイドが川をちょうど下ってきて、消防チームと協力して救助活動をすることになりました。

ラフティング道

消防士とリバーガイドの混合チームがロープをボートで対岸まで渡します。ここで、リバーガイドの技術が生かされます。

岸では消防チームが、ロープにテンションを張るためのシステムを作っています。ここでは消防のロープワークの技術が生かされています。(同じような技術は、ほとんどのリバーガイドももちろん持っています)

ラフティング道

実際のこの状況でしたら、ボートで搬送するのが1番早いのですが、これは訓練なので、ロープを使っての搬送となりました。

ラフティング道

無事にこちらの岸まで搬送完了です。

ラフティング道

訓練の講評を頂いています。私は奥から2番目です(笑)

初回ということで訓練内容としては、ごく簡単なものでしたが、日頃から水難救助の技術を使っている「リバーガイド」と実際の現場で水難救助を行う「消防士」の合同訓練が実現できたということは、とても大きな意義があることだと思っています。

訓練後に一緒に昼食を頂き、ほんの少しでしたが消防士の方々と意見を交換する機会がありました。

そこでも話をさせて頂いたのですが、流れの激しいところでは、ラフティングのボートを救助に使う機会が多いです。

実際に消防でも救助装備として、ラフト(ラフティングのボートのことです)を常備しているところは結構あると思います。

ですから、単純に「ラフトの操船技術」を上げるだけでも、その「水難救助能力」は格段に向上すると私は思っています。

逆に言えば、「ラフトの操船技術」が未熟であったら、状況にもよりますが、その「水難救助能力」はほとんど無いに等しいという状況もあり得るでしょう。

そういう意味でも、私達「リバーガイド」が消防士の方々に協力できることはたくさんあるのではないかと感じました。

最近はラフティングレースにも、たまに消防士のチームが参加してきています!

現状としては、「ラフティング」を消防での正式な訓練に取り入れることはなかなか難しいということですが、

消防士の方々が、もし本格的に「ラフティング」を訓練に取り入れたら、結構すごいチームができるのではないでしょうか?

ラフティング競技を盛り上げる意味でも、是非、消防でも正式に「ラフティング」を取り入れてもらいたいですね。

ついでに、警察や自衛隊なんかもラフティング競技を始めてみたりしたら・・・

すごいことになりそうです!!

今の強豪学生チームや社会人チームの立場も危うくなるかるかもしれないですね。

消防や警察、自衛隊のみなさん。どうですか??笑

ラフティング道

最後に記念撮影♪

消防のみなさん。有難うございました!

また是非一緒にやりましょう♪