バックウォッシュ上でのリーン

2019年8月30日

ここ最近はバックウォッシュ上でのリーンについての説明をしてきました。
前回の記事はこちらです

今回はそれの補足説明&おさらいです♪
もう少し具体的な例を紹介しながら説明していきたいと思います。

今日は写真を使って説明します。これらの写真は全てオランダの人口コースであるDUTCH WATER DREAMSでの練習中のものです。

人口コースというのは、まわりがコンクリートで固められているので、自然の川岸よりも当然足場が良いです。ですから写真撮影とかビデオ撮影が非常にやりやすいのです。

自然の川では場所によっては川岸が崖で切り立っていて川に近づけないところもありますからね。

ここは2010年に開催されたR4(4人乗り)のラフティング世界大会が行われた場所です。ちなみにこの大会では、日本が男子、女子ともに初優勝し、男女ペアでの優勝となりました。

ラフティング競技ってどんなものなの?という方はこの記事から読んでみてください →こちらです

本題に入ります、笑。 ホールなどにおけるバックウォッシュ上でのリーンの使い方です。

①下の写真は今まさにバックウォッシュを作っているホール(正確に言うとウェーブホールかな?)に入ろうとしている直前です。

②バックウォッシュにボートの前部が入った瞬間です。右前(上流側)に座っていた選手は、このときすでにリーンをかけ少し下流側に移動してます。

③ボートはバックウォッシュに完全に入りました。後ろの選手(自分です)も少し下流側に体重を移動してます。
写真でボートの下流側(正面から見て右側)のほうにより体重が乗っていて、ボートが傾いているのが分かります。これをしないとボートの上流側(正面からみて左側)があっという間に流れに食われてしまいます。

④バックウォッシュのほぼ中央に来ました。通常このようなきれいな形のバックウォッシュでは中央付近が1番その逆流の力が強いです。しっかりリーンをかけています

⑤1番激しいところを抜けたので、リーンを少し緩め始め、次へ動作への準備に入ってます。

⑥無事に対岸までたどり着きました

簡単ですが、こんな感じです。

もちろんリーンをかけるタイミング、その程度などは、その時の状況によって細かく変わってくるのですが、とりあえずバックウォッシュにボートがあるときには、基本的に下流側にリーンをかけないとボートは流れに食われてしまうということは覚えていおきましょう。

それをしないと、もしかしたら大変なことに・・・なるかもしれません(笑)

では、次回はこの「リーン」を使った「サーフィン」について説明します。
海ではるサーフィンではなくて、ラフティングで行うサーフィンです♪

<→続きはこちらです>