『ファースト・ディセント!』part2

2019年8月9日

オーストラリアでリバーガイドをしていた時の回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)

前回の続きで、カヤックで「ファースト・ディセント」したときの思い出を書いています。

前回の記事はこちらです⇒『ファースト・ディセント!』

前回も書きましたが、「ファースト・ディセント」とは「初降下」という意味で、いまだかつて誰も下ったことのない川や滝を初めて下ることをいいます!

カヤック以外の分野でも、特にエキストリーム系のスポーツなどでも使われる言葉だと思います。

この「ファースト・ディセント」という言葉には、なんともいえない『響き』があるのです♪

想像してみてください!

まだ、誰も下ったことのない・・・前人未到の場所を自分(達)が初めて下るのです!!

それがどんな川、激流であれ(難易度は様々だと思いますが)、「そこを初めて下った人間は自分である」という名誉?を得ることができるのです。

これが、どんなに「カッコいい」ことなのか!!

ご理解して頂けるでしょうか???

「全然理解できない・・・」

「なんでそんなことがカッコいいの???」

という方もいると思いますが・・・(笑)

ま、そういうものだと、ここでは思うようにしてください。

若い頃にカヤックに夢中になっている人たちは、得てしてそんな種類の人間なのです(笑)

(勿論、全員がそんな考えを持っているわけではありません。割合でいったらごく一部でしょうか)

「誰も下ったことのないすごくいいクリークがある!」

そんな情報を私が友人から聞いたのは、私がまだ25か26歳のころだったのではないでしょうか。

「クリーク」というのは、普通の川よりもっと傾斜が急で、川幅なども場所によっては本当に狭い流れのことを言います。

その頃は、ラフティングと同時にカヤックにも本当に夢中になっていた時期で、暇さえあれば少しでも漕いでいたい! どんどん難しいところを下りたい!!と思っていたので、それを聞いた私は、

「そんなのあるの??どこ?」

友人、「Behana Gorge というところで、普段は全く水がないか、もしくは増水し過ぎで下るのは超危ないところらしい」

「ここ最近は、安定した雨量があったので、もしかしたらいい感じなんかじゃないかな」

「誰も下ってないの?」

友人「誰かカヤックで下ったという情報は聞いたこと無いね。もし下れれば俺たちが『ファースト・ディセント』だ!」

「よし!、やろう!!」

こうして、「Behana Gorge ファースト・ディセントを目論む会」が結成されたのです♪

参加者は私と友人3人のカヤッカー。

国籍は、オーストラリア、ニュージーランド、スコットランド、日本の多国籍チームでした!

$ラフティング道
(多国籍軍です。笑)

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