スラロームゲートは一方通行
今回も引き続き、ラフティング競技のスラロームの説明です!
前回はゲートの種類を説明しました。もう一度おさらいすると、
1.ダウンゲート(緑ゲート)は上流から下流に抜けなくてはならない
2.アップゲート(赤ゲート)は逆に下流から上流に抜けなくてはいけない
というものでした。ようするに一方通行ということです。
しかし、文章にすると簡単ですが、実際にやるとなるとそう簡単にはいかないのです。
特に世界大会くらいになると、選手にとっては、まるで「嫌がらせだろ~!」とか「どうみても転覆させようとしてるな・・」というような位置にゲートがセットしてあることも、しばしばです(笑)
まあ、それが面白いとも言えるのですが。とりあえず、やっているほうは大変です!
次の動画を見てみてください。
2010年世界大会の日本男子チームです。最初のアップゲート(赤ゲート)は上手くいきました。しかし2個目のダウンゲート(緑ゲート)のときには、その手前の落ち込みで、一人の選手がバランスを崩し、その後ボートは水にはじかれ大きく進路を外されてしまいました。
それでそのままでは、ダウンゲートを上流から下流に抜けられないと判断し、一度ゲートの下流側に回り、それで再度上流側に戻ってからゲートを通過しました。
ゲートにも接触していないし、ちゃんとダウンゲートを正しい方向(上流から下流)に抜けたので、ノーペナルティー(ペナルティー無しのことです)です。
このゲートも、普通に上からまっすぐ抜けるだけなら、それほど難しくもありません。ただ、その前に大きな落ち込みを横切らなければいけないので、難しくなってます。
これもゲート位置をを設定した人(セッターと言います)の策略でしょう(笑)
スラロームの説明はまだ続きます・・
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