スラロームゲートは一方通行

2019年9月1日

今回も引き続き、ラフティング競技のスラロームの説明です!

ラフティング競技って何?という方はこの記事からどうぞ。

じゃあ、スラロームってなんだ?というかたはここからどうぞ!

前回はゲートの種類を説明しました。もう一度おさらいすると、

1.ダウンゲート(緑ゲート)は上流から下流に抜けなくてはならない
2.アップゲート(赤ゲート)は逆に下流から上流に抜けなくてはいけない

というものでした。ようするに一方通行ということです。
しかし、文章にすると簡単ですが、実際にやるとなるとそう簡単にはいかないのです。

特に世界大会くらいになると、選手にとっては、まるで「嫌がらせだろ~!」とか「どうみても転覆させようとしてるな・・」というような位置にゲートがセットしてあることも、しばしばです(笑)

まあ、それが面白いとも言えるのですが。とりあえず、やっているほうは大変です!
次の動画を見てみてください。

2010年世界大会の日本男子チームです。最初のアップゲート(赤ゲート)は上手くいきました。しかし2個目のダウンゲート(緑ゲート)のときには、その手前の落ち込みで、一人の選手がバランスを崩し、その後ボートは水にはじかれ大きく進路を外されてしまいました。

それでそのままでは、ダウンゲートを上流から下流に抜けられないと判断し、一度ゲートの下流側に回り、それで再度上流側に戻ってからゲートを通過しました。

ゲートにも接触していないし、ちゃんとダウンゲートを正しい方向(上流から下流)に抜けたので、ノーペナルティー(ペナルティー無しのことです)です。

このゲートも、普通に上からまっすぐ抜けるだけなら、それほど難しくもありません。ただ、その前に大きな落ち込みを横切らなければいけないので、難しくなってます。

これもゲート位置をを設定した人(セッターと言います)の策略でしょう(笑)

スラロームの説明はまだ続きます・・