2013ラフティング世界大会~終了! ブラジル優勝!
ラフティング競技の最高峰の戦いである、ラフティング世界大会、
『2013 WORLD RAFTING CHAMPIONSHIPS』が終了しました。
最終日の今日行われたのは、「ダウンリバー」という種目です。
「ダウンリバー」とは、時間にして約45分~1時間ほどの激流区間をどれだけ速いタイムで漕ぎ下れるか・・・というものです。
いわゆる長距離漕といったものですね。
(2013 IRF White Water Rafting World Championships, New Zealandより)
注目された大会最終日。
この日の結果で、今大会の総合結果が大きく左右されるものとなります。
まずは、男子部門のテイケイです。
(2013 IRF White Water Rafting World Championships, New Zealandより)
(本日のダウンリバーの様子。すぐ後ろにブラジルがいます)
昨日までの成績で暫定1位のブラジルに対し、2位の日本(テイケイ)、3位のニュージーランドがどんな戦いを見せるのかに注目が集まりました。
(現地に行っていたわけではないのですが、おそらく・・・・)
我らがチームJAPAN 、日本男子のテイケイにとって、ただブラジルに勝つだけでは総合優勝はありません。
彼らが総合で逆転優勝するためには、このダウンリバーにて1位を取り、、その上でブラジルが3位以下になることが必要だったのです。
(他のチームの次第では、違うパターンも考えらましたが・・・・)
これまでの大会記事です。
⇒始まった~!!2013ラフティング世界大会!
⇒ニュージーランド・ラフティング世界大会「10分の3」が終了!
⇒残り一日!!ニュージーランド・ラフティング世界大会
本日の様子です
↓ ↓ ↓
男子部門は、成績順に4チームごとのグループに分かれて4艇同時スタートで行ったようですね。
ダウンリバー種目のスタート方式は、そのときの状況によって変わってきます。
ちなみに他の部門では1艇ずつのスタートで行ったようです(時間帯による川の水量の違いにより)
もしかしたらテイケイにとっては、1艇ずつのスタート方式のほうが有利だったのかもしれません。
スタート時に他のチームとのよけいな接触が避けられるわけですから・・・。
でも、これは仕方ありませんね・・・。 他のチームも全て同じ条件でやるわけなので。
今回のスタート方式でちょっと変わっていたのが、
「最初はチームの3人が川岸のボートに待機し、残りの3人が約20メートルを全力疾走してから、ボートに飛び乗り、漕ぎ始めていく!」
というものでした。
ちょうど、上の映像で1:00くらいと2:37くらいのところですね。
世界大会のダウンリバーで、このようなスタート方式が取られたのは今回が初めてではないでしょうか!?(おそらく・・・)
でも、見た目的には、なかなか面白いですね♪
そして、肝心のレースです。
本日のチームJPAN全体のレース結果を振り返ってみます。
男子代表のテイケイが入ったグループは、上位4チーム(ブラジル、日本、ニュージーランド、チリ)のグループです。
上位4チームなので、当たり前ですが、一番激しい熾烈なグループです!!
上の映像ではスタート直後は、ブラジルが先頭で飛び出し、日本(テイケイ)はそのすぐあとの2番手で行きました。
途中の詳細は分からないのですが、映像のナレーションによると、
その後、”Rock A and Rock B”という激流で、日本がブラジルを抜きました!
しかし、その後のフラットセクション(瀬がない平面的な場所)にてブラジルに抜き返され、そのままブラジルが1位でゴール。
日本はブラジルから約9秒遅れで2位でフィニッシュ。
3位は日本から3秒遅れでニュージーランドでした。
この映像では映っていないところでも、途中、色々な状況で日本はブラジル、ニュージーランドと47分間の間ずっと激しい闘いがあったのだと思います。
結果、日本男子はダウンリバー種目で2位。
総合でも2位の準優勝となりました。
優勝はもちろんブラジルです。3位は地元ニュージーランド。
そして、女子代表のリバーフェイス。
昨日の時点で総合8位という非常に苦しい状況となっていました。
総合でメダルを獲得するためには、何としても1位を取りたかった今日のレース。
結果は惜しくも2位。
1位のニュージーランドとは14秒差での2位でした。
結果、リバーフェイスは今大会、総合4位となりました。
総合優勝は、ダウンリバーで1位を獲得し、昨日までの暫定1位スロバキアを逆転したニュージーランド女子です。
見事な逆転優勝でした!
最後にマスターズ部門(40歳以上)のラピッドマスターズ。
(2013 IRF White Water Rafting World Championships, New Zealandより)
やってくれました!!
見事に3位に食い込みました!!
その結果、総合でも見事に3位入賞です!!
銅メダルです!
本当におめでとうございます!!
大会直前に、お亡くなりになったメンバー小橋研二さんの”魂””想い”をボートに乗せての漕ぎだったのでしょう。
メンバー7人で勝ち取った銅メダルですね♪
おめでとうございます!!
というわけで、今大会のチームJAPANの成績は、
男子(テイケイ)は総合2位の準優勝!(銀メダル)
女子(リバーフェイス)は、総合4位!
マスターズ(ラピッドマスターズ)は、総合3位!(銅メダル)
先に終了したジュニア(鳥取大学探検部)は総合6位!
となりました。
選手の皆さんは、4日間の激闘、本当にお疲れ様でした。
今は色々な想いをそれぞれ抱いていることだと思います。
それが、どういう想いなのかは本人しか分かりません。
漕ぎきった!という満足感かもしれないし、
全く悔いはなし・・・という想いかもしれません。
もしくは、悔しさで一杯なのかもしれません。
はたから見たらすごく立派な成績でも、”世界の頂点だけ”を目指していた者にとっては、決して満足できないことだってあるでしょう。
たとえ、悔いが残るような内容でも、それでも結果が欲しかった・・・とも感じているかもしれません。
でも、そういったことを全ての”想い”をふまえた上で、私達(私?)が言えるのは
「本当にお疲れ様」
の一言だけなのかもしれません。
また、機会があれば大会の色々な話を聞きたいですね。
(2013 IRF White Water Rafting World Championships, New Zealandより)
今回男子部門で優勝したブラジル!これで3回めの世界大会優勝です。
本日のゴールした瞬間!
↓ ↓ ↓
(2013 IRF White Water Rafting World Championships, New Zealandより)
2010年に私達、日本(テイケイ)が世界大会にて初優勝したときには、彼らは準優勝。
私達と一緒に円陣を組んで、私達の優勝、そしてお互いの”良き闘い”を祝ってくれました♪
いい奴らなんです♪
4年ぶりの優勝、おめでとうブラジル!!!
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