2013ラフティング世界大会~終了! ブラジル優勝!

2019年8月27日

ラフティング競技の最高峰の戦いである、ラフティング世界大会、

『2013 WORLD RAFTING CHAMPIONSHIPS』が終了しました。

最終日の今日行われたのは、「ダウンリバー」という種目です。

「ダウンリバー」とは、時間にして約45分~1時間ほどの激流区間をどれだけ速いタイムで漕ぎ下れるか・・・というものです。

いわゆる長距離漕といったものですね。

$ラフティング道
(2013 IRF White Water Rafting World Championships, New Zealandより)

注目された大会最終日。

この日の結果で、今大会の総合結果が大きく左右されるものとなります。

まずは、男子部門のテイケイです。

$ラフティング道
(2013 IRF White Water Rafting World Championships, New Zealandより)
(本日のダウンリバーの様子。すぐ後ろにブラジルがいます)

昨日までの成績で暫定1位のブラジルに対し、2位の日本(テイケイ)、3位のニュージーランドがどんな戦いを見せるのかに注目が集まりました。
(現地に行っていたわけではないのですが、おそらく・・・・)

我らがチームJAPAN 、日本男子のテイケイにとって、ただブラジルに勝つだけでは総合優勝はありません。

彼らが総合で逆転優勝するためには、このダウンリバーにて1位を取り、、その上でブラジルが3位以下になることが必要だったのです。
(他のチームの次第では、違うパターンも考えらましたが・・・・)

これまでの大会記事です。

⇒始まった~!!2013ラフティング世界大会!
⇒ニュージーランド・ラフティング世界大会「10分の3」が終了!
⇒残り一日!!ニュージーランド・ラフティング世界大会

本日の様子です
↓ ↓ ↓

男子部門は、成績順に4チームごとのグループに分かれて4艇同時スタートで行ったようですね。

ダウンリバー種目のスタート方式は、そのときの状況によって変わってきます。

ちなみに他の部門では1艇ずつのスタートで行ったようです(時間帯による川の水量の違いにより)

もしかしたらテイケイにとっては、1艇ずつのスタート方式のほうが有利だったのかもしれません。

スタート時に他のチームとのよけいな接触が避けられるわけですから・・・。

でも、これは仕方ありませんね・・・。 他のチームも全て同じ条件でやるわけなので。

 

今回のスタート方式でちょっと変わっていたのが、

「最初はチームの3人が川岸のボートに待機し、残りの3人が約20メートルを全力疾走してから、ボートに飛び乗り、漕ぎ始めていく!」

というものでした。

ちょうど、上の映像で1:00くらいと2:37くらいのところですね。

世界大会のダウンリバーで、このようなスタート方式が取られたのは今回が初めてではないでしょうか!?(おそらく・・・)

でも、見た目的には、なかなか面白いですね♪

そして、肝心のレースです。

本日のチームJPAN全体のレース結果を振り返ってみます。

男子代表のテイケイが入ったグループは、上位4チーム(ブラジル、日本、ニュージーランド、チリ)のグループです。

上位4チームなので、当たり前ですが、一番激しい熾烈なグループです!!

上の映像ではスタート直後は、ブラジルが先頭で飛び出し、日本(テイケイ)はそのすぐあとの2番手で行きました。

途中の詳細は分からないのですが、映像のナレーションによると、

その後、”Rock A and Rock B”という激流で、日本がブラジルを抜きました!

しかし、その後のフラットセクション(瀬がない平面的な場所)にてブラジルに抜き返され、そのままブラジルが1位でゴール。

日本はブラジルから約9秒遅れで2位でフィニッシュ。

3位は日本から3秒遅れでニュージーランドでした。

この映像では映っていないところでも、途中、色々な状況で日本はブラジル、ニュージーランドと47分間の間ずっと激しい闘いがあったのだと思います。

結果、日本男子はダウンリバー種目で2位。

総合でも2位の準優勝となりました。

優勝はもちろんブラジルです。3位は地元ニュージーランド。

そして、女子代表のリバーフェイス。

昨日の時点で総合8位という非常に苦しい状況となっていました。

総合でメダルを獲得するためには、何としても1位を取りたかった今日のレース。

結果は惜しくも2位。

1位のニュージーランドとは14秒差での2位でした。

結果、リバーフェイスは今大会、総合4位となりました。

総合優勝は、ダウンリバーで1位を獲得し、昨日までの暫定1位スロバキアを逆転したニュージーランド女子です。

見事な逆転優勝でした!

最後にマスターズ部門(40歳以上)のラピッドマスターズ。

$ラフティング道
(2013 IRF White Water Rafting World Championships, New Zealandより)

やってくれました!!

見事に3位に食い込みました!!

その結果、総合でも見事に3位入賞です!!

銅メダルです!

本当におめでとうございます!!

大会直前に、お亡くなりになったメンバー小橋研二さんの”魂””想い”をボートに乗せての漕ぎだったのでしょう。

メンバー7人で勝ち取った銅メダルですね♪

おめでとうございます!!

というわけで、今大会のチームJAPANの成績は、

男子(テイケイ)は総合2位の準優勝!(銀メダル)

女子(リバーフェイス)は、総合4位!

マスターズ(ラピッドマスターズ)は、総合3位!(銅メダル)

先に終了したジュニア(鳥取大学探検部)は総合6位!

となりました。

選手の皆さんは、4日間の激闘、本当にお疲れ様でした。

今は色々な想いをそれぞれ抱いていることだと思います。

それが、どういう想いなのかは本人しか分かりません。

漕ぎきった!という満足感かもしれないし、

全く悔いはなし・・・という想いかもしれません。

もしくは、悔しさで一杯なのかもしれません。

はたから見たらすごく立派な成績でも、”世界の頂点だけ”を目指していた者にとっては、決して満足できないことだってあるでしょう。

たとえ、悔いが残るような内容でも、それでも結果が欲しかった・・・とも感じているかもしれません。

でも、そういったことを全ての”想い”をふまえた上で、私達(私?)が言えるのは

「本当にお疲れ様」

の一言だけなのかもしれません。

また、機会があれば大会の色々な話を聞きたいですね。

$ラフティング道
(2013 IRF White Water Rafting World Championships, New Zealandより)

今回男子部門で優勝したブラジル!これで3回めの世界大会優勝です。

本日のゴールした瞬間!
↓ ↓ ↓
$ラフティング道
(2013 IRF White Water Rafting World Championships, New Zealandより)

2010年に私達、日本(テイケイ)が世界大会にて初優勝したときには、彼らは準優勝。

私達と一緒に円陣を組んで、私達の優勝、そしてお互いの”良き闘い”を祝ってくれました♪

いい奴らなんです♪

その時の様子(オランダでの表彰式のとき)
↓ ↓ ↓
$ラフティング道

4年ぶりの優勝、おめでとうブラジル!!!