残り一日!!ニュージーランド・ラフティング世界大会

2019年8月27日

『2013 WORLD RAFTING CHAMPIONSHIPS』の3日目が終了しました!

本日の種目は「スラローム」

スラロームは、激流の中にセットされた”ゲート”を、決められた順序、方向に通りつつ、そのタイムを競うというものです。

ゲートに接触したり、もしくは不通過したりすると、それに応じてペナルティーが付きます。

ようするに、いかに速く、それでいてゲートに接触せずくぐり抜けていくか・・・という種目ですね♪

$ラフティング道
(2013 IRF White Water Rafting World Championships, New Zealandより)

上の写真は、マスターズ部門のオーストラリアチームです。

このチームには、元チームメイトだったり、元同僚が入っています。

あまり、成績はよくないようですが・・・。

男子部門のオーストラリアチームにも、元チームメイトがいますが、こちらも今大会は大不振・・・。

明日の最後の種目「ダウンリバー」では、ラフティング大国の意地を見せてほしいですね。

頑張れ!オージーチーム!

さて、注目のチームJAPAN.です。

結果から書くと、本日のスラローム

男子部門のテイケイが2位!!

女子部門のリバーフェイスが5位。

そして、マスターズ部門のラピッドマスターズが4位という成績でした。

男子代表のテイケイ、なんとか踏ん張りました!!

これで総合2位です。

現在の総合1位はブラジル。ブラジルは今日のスラロームで1位を獲得し、その結果、総合でも現時点でトップに立ちました。

しかし、正直、ブラジルがスラロームで1位になったのはちょっと驚きました。

確かに彼らは、世界大会優勝経験も多く、強豪チームなのですが、4種目の中では唯一スラロームが弱点・・という印象がこれまではあったのです。

それがここにきて1位です。

しかも、今日のスラロームのリザルトを数字で見る限り、ダントツの1位です!

you tubeでその映像が少しアップされています。
↓ ↓ ↓ ↓

2:15あたりからブラジルチームの映像が入っています。

この区間だけを見る限り、振り幅の狭いスタガー(ジグザク的なライン)で、ゲートも高く設定されています。

このようなセットの場合、ブラジルチームの”真骨頂”ともいえる俊敏な身のこなし、筋力的なフィジカル、持って生まれた身体能力を充分に発揮できるので、今回のコース設定が、上手く彼らにハマったのかもしれません。
(まあ、この映像だけを見て書いているので、コース全体では当然違う要素もあったことでしょう)

これで、この区間が低いゲートの設定だったなら、また違ったものになったかもしれません。

さあ、とりあえず明日です。

男子代表のテイケイにとっては明日が全てです。

現在までの3種目の総合ポイントによると、

1位 ブラジル       545点
2位 日本         475点
3位 ニュージーランド   427点

となっています。

日本のテイケイはダウンリバー種目は得意種目。そしてブラジルも強いです。

前回(2011年)のコスタリカでの世界大会のときには、ダウンリバー種目では日本が1位。ブラジルが2位でした。

そして、おそらく地元のニュージーランドもかなり手強いでしょう。

初日のスプリントで圧倒的な1位をとったニュージーランド。

ダウンリバーにおいても、ホームである彼らは瀬のラインなど一番良く熟知しているはずだし、当然、トレーニングも相当積んできているはず。

総合4位のチリは、H2Hでは1位でしたが、ダウンリバーでは全くの未知数。スプリント(10位)のタイムを見る限り、ダウンリバーにおいて、上位に食い込んでこれるかは疑問です。

ということは、やはり日本、ブラジル、ニュージーランドの三つ巴になるのではないでしょうか?

しかし、日本にとっては単純にダウンリバーで1位になれば総合優勝ということでもないのです。

ダウンリバーの1位には400点が与えられます。

2位には352点で、3位には316点です。

仮に明日のダウンリバーにおいて、日本が1位。ブラジル2位でも、総合では

1位 ブラジル 897点
2位 日本 875点

となりブラジルが優勝です。

日本が優勝するためには、ダウンリバーで日本が1位をとり、さらにブラジルが日本以外のチームにも負けるという状況が必要です。

例えば、日本が1位。 ニュージーランド2位。ブラジルが3位であれば、総合では、

1位 日本 875点
2位 ブラジル 861点
3位 ニュージーランド 779点

となり日本(テイケイ)が優勝です!!

まあ、もちろん他のチームがどれだけやってくるかによって、状況はもっと複雑になってくるのですが、”大まかなもの”としてはこんな感じです。

このような得点の計算は上位にいるチームなら、みんな行っていることなので、当然、この状況をブラジルチーム、ニュージーランドチームなども把握しているはずです。

が、しかし・・・

やることはシンプルです!

テイケイがやることは、ぶっちぎりの1位を目指す!

ブラジルになるべく大差をつけて1位を取る!

これだけです。

テイケイのみんなも当然わかっていること。

彼らの最終日の戦いに期待しましょう。

「Come on boys!!」

これ、私がテイケイ時代にたま~に声かけしていたものです。みんな無視するか、苦笑いするだけで、応えてくれませんでしたが・・・笑

あ、1人だけ小さい声で「イエ~・・・」といってくれた人がいました♪

とりあえず、ありきたりの言葉ですが、

テイケイ、頑張れ!!

そして、一方、女子代表のリバーフェイス。

こちらはかなり厳しい状況になっていますね。

現在、総合得点で8位。1位のスロバキアとは196点差。3位のチェコとは92点差です。

しかし、ダウンリバー種目においては現在世界大会3回連続の1位を獲っている彼女達。

彼女達のやることもシンプルです。

1位になること。

これだけでしょう。

あとの結果は神のみぞ知る・・てやつです。

これまでに、世界大会において数々の「ミラクル」を起こしてきた彼女達。

今回も最後にスーパーミラクルが起こることを期待します!!

諦めなければ、何かが起こる可能性は充分にあります。

諦めたら、そこでお終いですからね。

最後にマスターズ部門のラピッドマスターズ。

こちらも充分にメダルを狙える位置にいます!

本来であれば、選手として出場するはずだった、故・小橋研二さんの”想い”をボートに乗せ、激漕してくれるでしょう!!

チームJAPAN! 頑張れ!!

残り、一日。 一種目です!!

(あ・・・日付が変わってしまった・・・・もう今日だ・・)

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