ちょっとしたエピソード「いきなり怒られた・・・」
オーストラリアでリバーガイドをしていた時の回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)
ここ最近は専門的な記事が続いていたので、しばらくはちょっと軽めの記事にしたいと思います(笑)
題して『ガイド時代のちょっとしたエピソード』
オーストラリアでのリバーガイド時代のちょっと面白かった話。困った話などを思い出して書いていきたいと思います。
最初は、ちょっと困ったエピソードからです。
エピソード名「いきなり怒られた・・・」です!
私がオーストラリアでラフティングのガイドとして働き始めて間もないときのことです。
1日コースのタリー川でのツアーの時というのは朝が早かったのです。
これは、タリー川というのが、ケアンズから約200キロ離れたところにあるためでした。ですから、会社には朝の6時出社し、それからバスに乗って各ホテルなどにお客さんを迎えにいくのです。
当然お客さんも朝が早いのです。大体6時半~7時過ぎの間に迎えに行くことになります。
日本人のお客さんのときには、大抵日本人ガイドがホテルのロビーにまで行って、そこで待っているお客さんをバスまで案内するのです。
その日も、私はあるホテルで日本人のお客さんを迎えに行きました。しかし、ロビーに着いてあたりを見回しても、それらしき人たちはいません。
そういったことはよくあることなので、私はフロントに行き、お客さんの名前を告げ、部屋まで電話を掛けてもらいました。
集合時間よりも早く着いてしまったときには、時間まで待つのですが、遅れているときには、早く来てもらわないと次のホテルの迎えに遅れてしまうのです。他のお客さんを待たせてしまうわけですね。
電話口にて、しばらく呼び出し音が鳴ったあと、「ガチャリ・・、もしもし・・・(思いっきり寝てました・・・という声でした)」と声が聞こえました。
私は、
「おはようございます!今日、タリー川ラフティングに参加される~~さんですよね?もうバスはホテルに着ています。集合時間は過ぎているので、なるべく早くロビーに降りてきてくださいね♪」
と言いました。
相手は男性。
「え?もうそんな時間ですか??すみません。今起きました。すぐに準備しますので、10分待ってもらえますか?」
と言ってきたので、私は、
「今起きたのですか??(まずいな・・完全に時間が遅れる・・・)」
「分かりました。一旦別のホテルに行って他のお客さんを迎えに行きます。、また戻ってきますので、その間に下のロビーのところで待っていて下さい」
と伝え、急いでバスに戻り、運転手にその旨を伝え、別のホテルに向かったのでした。
そして、無事に別のお客さんをピックアップして、またそのホテルに戻ってくると、それらしき二人がいます。
カップルさんです。どうやらハネムーンの二人のようでした。
旦那さんのほうは、ちょっとすまなそうな顔をして、
「すみません・・・。遅れました」と言って早歩きでバスに近づいてきます。
私、「大丈夫ですよ。間に合いましたし♪ じゃあ、バスに乗って下さい」
続いて奥さん。 なんか、表情が険しいです・・・。
「遅れてしまって、夫婦で朝から喧嘩でもしたのかな・・・」と思っていると、
なにやら、その険しい顔の鋭い目つきは私の方を見ています。
どんどん、険しい顔が向かってきます・・・。
「ん???何か変だな・・・。」
「なんで俺のほうを睨んでいるんだ??」
そして、私に一言。
「何で朝、起こしてくれなかったんですか!!」
私の心の中の声 「ええー!? 俺???」
「俺のせい???」
「何で俺がこの人を起こさなくてはいけないの??」
その人「昨日、電話でモーニングコールをしてくれるように頼んだのに、何で忘れたんですか??」
「そのせいで遅刻したじゃないですか!!」
私の心「あ~、なるほど、そういうことか・・・」
どうやら、その女性は前の日に、ラフティングツアーを予約してもらった日本の旅行会社に朝のモーニングコールを頼んだらしいのです。
それで、その人は日本の旅行会社がラフティングツアーを催行していると思ってたらしく、私に怒ってきたのですね・・
この一言はなにげに私のオーストラリアでのガイド生活でお客さんに言われた心に残る言葉ベスト1になっています(笑)
しかし、問題はここでは終わりませんでした。その日にはさらなる”試練”が待ち受けていたのです!
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