川のグレード(クラス)についてpart3
引き続き川(激流)の難易度を示すグレード(クラス)についての説明をします。
第3弾です!
川のグレード(クラス)って何?というかたは前回、そして前々回の記事から読んでみてください♪
⇒川のグレード(クラス)とは
⇒川のグレード(クラス)についてpart2
これまでの記事をまとめると、
「川にはグレード1~グレード6までの難易度があり、数字が大きいほど難易度が高くなる」
「数字のよこにプラス(+)とマイナス(-)を併記して、より細かく分けることもある」
ということでした。
(この写真はWikimedia Commonsから引用させて頂いてます)
↑グレード1です
(この写真はWikimedia Commonsから引用させて頂いてます)
↑グレード6と言っていいでしょう
そして、それに加え、さらにいくつか補足説明をしたいと思います。
川の難易度を話す際に「この川はグレード3だ」とか「この川はグレード5だ」とかいうわけですが、実際のところ、その川全ての激流(瀬とも言います)がグレード3とかグレード5というわけではありません。
全ての川には、様々な難易度の激流が含まれると考えてよいでしょう。
ですから、誰かが「この川はグレード3だ」と言った場合は、「川全体で平均してだいたいグレード3だ」というニュアンスになります。
さらに「グレード3だけど、1か所だけグレード5の激流がある」とか
「ここから、ここの区間がグレード3だけど、ここから下の区間はグレード4で、最大でグレード5の激流もあるよ」といった具合です。
さらに「この水量ならグレード3だけど、水位があと1メートル上がるとグレード4になる」という言い方もあるわけです。
前回もいったように川というのは水量によって、その難易度が変わってくるのが普通です。
一般的には水量が増すと、難易度も増すというケースが多いと思います。まれに水量が増えると逆に簡単になるという川(激流)もあります。
ですから初めての川を下るときに大切なのは、
その時の水量での、その川(激流)の難易度をいかに正確に把握するかということなのです。
そこの把握を間違ってしまうと、とんでもない目に遭ってしまうこともあります
次回はそんな例を紹介します。
私が以前働いていたオーストラリアのTully川というのは、通常水位であれば、最大でもグレード4です(一か所だけグレード5がありますが)
そのTully川のラフティングツアーの映像でガイドのなかで「伝説のビデオ」といわれていたものがありました(笑)
実際笑いごとではないのですが・・・。
そんな映像を次回、ご紹介したいと思います♪
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