川のグレード(クラス)についてpart3

2019年7月17日

引き続き川(激流)の難易度を示すグレード(クラス)についての説明をします。

第3弾です!

川のグレード(クラス)って何?というかたは前回、そして前々回の記事から読んでみてください♪

⇒川のグレード(クラス)とは
⇒川のグレード(クラス)についてpart2

これまでの記事をまとめると、

「川にはグレード1~グレード6までの難易度があり、数字が大きいほど難易度が高くなる」

「数字のよこにプラス(+)とマイナス(-)を併記して、より細かく分けることもある」

ということでした。

$ラフティング道
(この写真はWikimedia Commonsから引用させて頂いてます)
↑グレード1です

$ラフティング道
(この写真はWikimedia Commonsから引用させて頂いてます)
↑グレード6と言っていいでしょう

そして、それに加え、さらにいくつか補足説明をしたいと思います。

川の難易度を話す際に「この川はグレード3だ」とか「この川はグレード5だ」とかいうわけですが、実際のところ、その川全ての激流(瀬とも言います)がグレード3とかグレード5というわけではありません。

全ての川には、様々な難易度の激流が含まれると考えてよいでしょう。

ですから、誰かが「この川はグレード3だ」と言った場合は、「川全体で平均してだいたいグレード3だ」というニュアンスになります。

さらに「グレード3だけど、1か所だけグレード5の激流がある」とか

「ここから、ここの区間がグレード3だけど、ここから下の区間はグレード4で、最大でグレード5の激流もあるよ」といった具合です。

さらに「この水量ならグレード3だけど、水位があと1メートル上がるとグレード4になる」という言い方もあるわけです。

前回もいったように川というのは水量によって、その難易度が変わってくるのが普通です。

一般的には水量が増すと、難易度も増すというケースが多いと思います。まれに水量が増えると逆に簡単になるという川(激流)もあります。

ですから初めての川を下るときに大切なのは、

その時の水量での、その川(激流)の難易度をいかに正確に把握するかということなのです。

そこの把握を間違ってしまうと、とんでもない目に遭ってしまうこともあります叫び

次回はそんな例を紹介します。

私が以前働いていたオーストラリアのTully川というのは、通常水位であれば、最大でもグレード4です(一か所だけグレード5がありますがドクロ

そのTully川のラフティングツアーの映像でガイドのなかで「伝説のビデオ」といわれていたものがありました(笑)

実際笑いごとではないのですが・・・。

そんな映像を次回、ご紹介したいと思います♪

(後の記事でグレードについての補足説明をしました。こちらも参考にどうぞ♪⇒タリー川はテクニカルなグレード4♪)