ショットガン終了！！果たしてその結果は？
回想記です♪（⇒過去記事はこちらです）
前回の続きで、私がオーストラリアのケアンズでラフティングガイドの試験「ショットガン」を受けていた時の話しです。
午前中の激流「ステアケース」での左岸への「エディーキャッチ」を試みた私です。
この日は私の前にトライしたガイドがことごとく失敗し、私がそれをしなくていけなくなってしまったのです。
私の計画は最初の落ち込み「オー・スイート・ジーザス」を落ちた後にボートを岩にわざとぶつけ、その反動を利用し、回転しながら反対方向にボートを向け、そのまま左岸へ漕ぎ渡ろうというものでした。
「オー・スイート・ジーザス」を慎重に角度を調節しながら下ります。
私 「Hold on！（つかまって）」
お客さんが岩に当たった際に落水しては大変です。
良い角度でボートは岩に当たりました！
すぐにボートを回転させ、対岸へ渡る角度にボートを向けます！
そして「Forward Paddle!!（前漕ぎ）」
「Go Go ! Paddle Hard!（ゴーゴー、強く漕いで）」
お客さんもしっかりと漕いでくれて、私のボートは見事に「エディーキャッチ」に成功したのでした！
私の前に３人ほどの正式なガイドが失敗したエディーキャッチです！
これにはお客さんも大喜び♪
私 「Well done guys!! High five!!」
みんな 「イエーイ！！」
試験官のピーターまでもが一緒にハイファイブをやっていました♪（笑）
お客さんは大きな人達で、ボート自体はとっても重たかったのですが、みんな私の指示をしっかりと聞いてくれて、ちゃんと漕いでくれていたので、すごくいい感じでした♪
（午前中最後の激流にて）
私自身もいい調子で、この日の各激流での「エディーキャッチ」は偶然にも、ほとんど私がしなければいけない順序になってしまったのですが、その全てに成功することができたのでした！
（日によっては、全くやらない日もあるのです。これはその時の運次第です）
ランチを挟んでの午後に入っても、私達のボートはいい感じで、そしてボートの人達もいい雰囲気で漕いでくれています！
（午後の激流「コーススクリュー」にて）
試験官のピーターは、なぜかこの日は終始ゴキゲンでした♪
そしてついに全ての激流を下り終えたのです。
私の知る限りではミスは全くなかったという出来でした。
ゴール地点へゆっくりと向かうボートの中でお客さんの一人がが
「Thank you keita! you did good job!!（ありがとう！ケイタ。よくやってくれたよ）」
そしておもむろにピーターに向かって
「ピーター。今日のケイタは合格したのか？？」
私 「え？？なんで俺がショットガンをしてたって知ってるんだ？？言ってないはずなのに・・」
実はあとで分かったことなのですが、ランチタイムにあるガイドが私のお客さんに、
「今日はケイタはガイド試験（ショットガン）を受けているんだ。ケイタの指示どうりに頑張って漕いでやってくれ！！」
と頼んでくれていたのでした！
そしてピーター
「I think we have got a new guide today!（今日、新しいガイドが誕生したよ！）」
お客さん達「イヤー！！ おめでとう！！ケイタ！！」
やりました！！
ついに私はオーストラリアに来た目的でもある
「リバーガイド（ラフティングのガイド）になる！！」をついにこの日達成したのでした！！
1997年23歳のときでした。
（その時の集合写真♪）