遂に「ショットガン」へ挑戦!
回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)
ショットガン(ガイド試験)を試験官のピーターに告げられてから2~3日後。
ついに「ショットガン」の日がやって来ました。
1997年6月。私が23歳のときでした。
トレーニングコースの同期の中では、私が1番最初に試験を受けることになったので、同期のトレーニング生も
「頑張れよ!」 「keitaなら大丈夫!」
などと声をかけてくれていました。
当の私は、当然自信満々だったので(笑)、同期の連中に、
「明日から俺はリバーガイドだから、トレーニング生のお前たちに教えてあげるよ!」
などと冗談などを言っていました(*^_^*)
「ショットガン」の内容は至ってシンプルです。
「英語を話すお客さん」を無事に1日英語でガイドできれば合格。
途中で「大きな失敗」を1度でも犯せば、即失格というものでした。
「大きな失敗」というのは、落水や転覆はもちろんのこと、セイフティーカバー(お互いに助けあるシステムの事です)の失敗。
その他にも、危ない箇所へ流されてしまった場合。シグナル(サイン)の確認忘れ。
ガイドの技術。お客との英語でのやり取り etc・・・。
たくさんの要素があり、どれか一つでも不十分なものがあると「不合格」というものだったのです(1997年当時の基準です。後年はだいぶ変わって来ました)
その時のお客さんは、確かヨーロッパの国々からきた6人だったと思います。
それに加え、試験管のピーターが私の隣りに座っています。
ピーターは基本的に何も言いません。
黙って私の話す事。すること。技術を見ているだけです。
私は特に緊張などはしていませんでした。
それよりも「そのお客さん達がどれくらい漕げるか」を気にしていました。
前回の記事でも書いたように「お客さんのレベル」によって、どれくらい「余裕」をもたせなければいけないかが変わってくるからです。
当然、「漕げるお客さん」であればあるほど私としては楽になってきます。
いよいよ試験が始まりました。
まずは英語で説明。
この辺は、もう何度も行なっているので問題なく行うことが出来ました。
お客さんも私の言っていることを、しっかりと理解してくれています。
そして、実際に漕ぐ練習を始めました。
「Forward Paddle!(前漕ぎ)」 「Back Paddle!(後ろ漕ぎ)」
「Hold on!(捕まって)」 「Get down!(しゃがんで)」など、いろいろ練習していきます。
お客さんの「漕ぎ」も「反応」も問題ありません♪
私は一気に気が楽になりました!
「これぐらい出来るなら大丈夫! 全く問題ない!」
「余裕だ!!」
私はまだショットガンが始まったばかり、しかも練習の段階で「この日の合格」を確信したのです!
さあ、この私の「確信」は本物だったのでしょうか?
それとも「単なるカン違い」だったのでしょうか?(笑)
それは午前中の最大の難所「シアター」を下った時にハッキリと分かったのでした!
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