出発前の最後の仕事・・「ノースジョンストン川」
North Johnstone川でのキャンプ地での恐怖とは・・・。
それはキャンプでの朝を迎え、再びラフティングに出発する直前の最後の仕事・・・。
トイレ掃除なのです!
トイレといっても、もちろん普通のキャンプ地になるようなトイレではありません。
「基本的に持ち込んだもの全てを持ち帰るツアー」 なので、
「みんなが食べて出したものも全てボートに積んで持ち帰る」のです!
ですから、必然的にトイレも非常に簡単なものです。
大きなプラスチックの容器の上の部分にステンレス製の「漏斗」を突っ込みます。
↓こんなものです♪
あとはこの「漏斗」の上に簡易便座を載せただけのものです。
ここからは食事中のかたはご注意ください!
「漏斗」の形を見てもらえればわかりますが、下の部分は非常に狭いです。
ということは「小」なら大丈夫ですが「大」ならどうなるか・・。想像できますね・・。
そうです。確実に詰まります(笑)
プラスチックの容器はその容量に限度があるため、水で流しこむことはできないのです。あくまでも「出したものだけ」を下の容器に入れなければならないのです。
ですからトイレの脇には、細い木の棒を地面に刺しておいて、各自が自分の「詰まったもの」をその棒で、漏斗の下に押しこむようにしてもらいます!
しかし、そう簡単に「たかが木の棒」で綺麗に下に「出したもの」を押し込めるはずはありません・・。
当然、朝の時間帯のあとには、その漏斗の中は「それはものものすごい状態」なのです
しかし、誰かがそれを綺麗に掃除して、その「出したもの」が入ってる大きなプラスチック容器を自分のボートに積まなければいけません。
そういう仕事は当然「新人」が通常やります。
私が最初にノースジョンストン川をガイドした頃は当然「新人」」だったので、リーダーのガイドに
「ケイタ。お前の仕事だ!」と笑顔で言われ、毎朝やったものです。
漏斗にしっかりと大量に付着した「健康的に出したもの」はなかなか綺麗に落ちてくれないものです。
出発前で時間はあまりありません。他のガイドは着々と自分のボートを準備してます。
最初は恐る恐る行なっていた作業でしたが、慣れてくるとなんてことありません。最後のほうは、ヤケクソで素手に砂を大量に掴み込み、それを漏斗の中に突っ込み、砂とともに「出したもの」綺麗に落としていました!
「ジャブジャブ、バシャバシャ!!」
顔に「何か」がかかろうが、そんなの気にしません。ただひたすら漏斗が綺麗になることだけに集中するのです。
それが一番手っ取り早く綺麗にできる方法でしたね!
もちろん、そのあと必死に全身を洗ってましたが(笑)
「一仕事」終えてようやく出発です♪ この写真のころはたぶんもう「違う新人」がやっていたと思いますが(笑)
このトイレについては、続きのストーリーがあります。
→こちらです どっちに向けるべきか?「ノースジョンストン川」
ディスカッション
コメント一覧
SECRET: 0
PASS:
大変ですね。
ワタシも厳冬期のキャンプは野糞状態な場合があります。
もちろんちゃんと埋めますが、複数人数分なら、
自然還元というワケには行きませんよね。
キャンピングカーのトイレ用に糞尿を無臭化する薬品もあるみたいですよ。
ご存じだったらスミマセン…(m_m)
SECRET: 0
PASS:
ごみなどは当然持ち帰るもんなんでしょうが
トイレまでとは...流石、プロ!?
いや、それが常識なんでしょうが
「自然に還れ」ってわけじゃないんですね!
...面目ない><
SECRET: 0
PASS:
>itchannさん
コメントありがとうございます!
そうですね。自然還元でも大丈夫な気はしますが・・。
でも毎回同じキャンプ地を使っているので、気分的なものでしょうかね(笑)
「無臭化する薬品」 オーストラリアにもあるとは思いますが・・・、使ってませんでした(笑)
SECRET: 0
PASS:
>えっじさん
コメントありがとうございます。!
全部のツアーがそうではありませんが、このツアーの場合は昔からそうしてましたね。
でも、確か途中からもっと使い勝手の良い物に改良されました!