『じゃあ、そうしましょう!』

2019年8月9日

オーストラリアでリバーガイドをしていた時の回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)

「ちょっとしたエピソード」第2段の続きです。

ここまでの流れです♪

⇒『さあ、どうする!?』
⇒『では、こうしましょう!』

オーストラリア、、ケアンズのラフティングツアーで、日本から来たハネムーンカップル7組14名を2つのボートに分けなくてはいけない状況になってしまった時の思い出話です。

どのカップルさんも、2人が別々のボートに別れることを嫌がり(当たり前ですが・・)、私は困ってしまっていたのです。

どうしようもなく、仕方ないので「ジャンケン」で決めてもらおうとした時に、私はふと思いついたのです!

「では、こうしましょう!」

「いっそのこと、全カップルが別れましょう!」 

お客さん 「え?? 全カップルですか??」

お客さん 「つまり・・・」

私 「そうです。つまり、男女別々!旦那さん7名で一つのボート!奥さん7名で一つのボートで行きましょう!」

私 「ジャンケンで、どこかのカップルさん一組が別れるよりも、こっちのほうがみんな平等でいいんじゃないですか?」

お客さん達の反応は、最初はちょっとビックリしたようでしたが、そんなに悪くはない感じでした。

ジャンケンで一組だけが別れるよりも、そっちのほうが、そこにいる全員がラフティングを楽しめる可能性が高い・・と誰しもがなんとなく思ったことだったのでしょう。

私は、もうこれしかないと思い、半ば強引にどんどん話を進めることにしました。

もうコレ以上時間を食ってしまうわけにはいきません。

ツアー時間はだいぶ押していました!

「では、、決まりですね!これはこれでいい思い出になりますよ!(たぶんね・・)」

「じゃあ、そうしましょう!」

「さ、そうと決まったら早速川に行ってララフティング頑張って行きましょうー!」

私は新婚の奥さん7人チームを、オーストラリア人の若くて、しかもかっこ良くて、日本人にも人気の高かったガイドに連れて行ってもらうことにしました。

なんとなく、こんな事態を予測して、そのガイドを残しておいたのです!

そして、私は旦那さん7人チームをガイドすることにしたのでした。

その結果は・・・・

なにげに大成功でした(笑) 

全員が2つのボートに別れたことにより、妙な連帯感が生まれたのか、チームワークも抜群でボート内の会話も勝手に弾みます♪

奥さん7人のチームも同じような感じでした♪

お互いが知っている同士なので、水の掛け合いも大盛り上がり!

ボート内の会話も、

「じゃあ、全員プロポーズの言葉を言いましょうか!笑」

と私が言えば、全員がちゃんと言って盛り上がるし、

「じゃあ、向こうのボートの奥さんチームから自分の嫁さん以外だったら誰が好みか?」

なんてしょうもない事にも、みんな楽しんで答えていました(笑)

奥さんチームも、カッコイイオージーガイド相手に、ハネムーン気分から、すっかり普通の女の子の集団に戻って楽しんでいたようです!

ラフティングツアー終了後にも、この14人はすっかり仲良くなったようで、コーヒー飲みながら。その日のツアー写真を見ては、みんなで盛り上がっていました!

いや~、良かった良かった。

お客さん「今日は、楽しかったです。最初はどうなるかと思いましたけど、予想外に面白かったです。全カップルが別れて良かったですね!」

「でも、今度来たときは一緒でお願いします(笑)」

それはそうですね。

コレ以来、また同じ状況があったときには、この方法を使おうと思っていたのですが、結局、これをしたのは後にも先にも、この時だけでした。

ボートに上手く振り分けられない人数で、全員がハネムーンカップルで、全員が・・・なんて状況はなかなかないものです。

でも、もしまたあったら・・・・また使うかもしれませんね(笑)

まあ、でも日本のラフティングツアーではまずこんな状況にはならないと思いますが

そんな思い出話でした♪

<→続きはこちらです>