川のグレード(クラス)についてpart2
前回に引き続き川(激流)の難易度を示すグレード(Grade)~クラス(class)とも言います~について説明します。
何、それ?という方は前回の記事から読んでみてください♪⇒こちらです。
前回、川(激流)のグレードには1~6までの6段階があると説明しました。
しかし、全ての川の難易度をたった6段階に区分けするのは、非常に難しいというのが現状です。
それで最近(けっこう前かな)では、数字のほかにもマイナス(-)とプラス(+)という表記も付けるようになりました。
具体的には「グレード4+」とか「グレード5-」といった具合です。
こうすることにより、川の難易度をより細かく分類できるようにしたのです。
以前でしたら、ある人が「ここの川はグレード5だ!」と言っても、その意味するところは「ぎりぎりグレード5に入る難易度」から「正真正銘のグレード5の難易度!」まで幅が広すぎるということがあったのです。
この「+」と「-」を数字と併用することによって、より正確な情報がお互いに伝わるようになりました。
実際の使い方として、グレード1~3くらいの簡単な難易度に対してはあまり使用しません。その理由は・・・、
どうでもいいからです(笑)
言い方はあまり良くないかもしれませんが、グレード1~3程度の川でしたら、上級者にとって、難易度的には、全く問題でなく「そんなに細かく言わなくても大丈夫だよ!」といった感じなのでしょう。
実際によく使われるのは「グレード4+」~「グレード5+」くらいではないでしょうか。
ようするに、このくらいの難易度になってくると、その危険度が増してくるため「より正確な情報が必要」ということなのです。
↓ オーストラリアのグレード5の川として有名なNorth Johnstone 川です。その激流「マインシャフト」(ピンボケしていますが・・) 通常ヘリコプターで行くラフティングです♪ 13年ほど前の写真。このときはプライベートでカヤックで下りました。
写真では分からないのですが、流れが右岸に押していて、その右岸には危険な個所がたくさんある激流です。落差は約5~6メートルくらいでしょうか。
この「マインシャフト」は水量が多くても、少なくても「グレード5+」というレベルでした。ある一定の水量のときにだけ「グレード5」から「グレード5-」に難易度が下がります。
私がオーストラリアで働いていた13年間でも、私が所属していたラフティング会社のツアーでここを降下したのはたった1度でした。
それ以外は全てボートから降りて岸を歩いたのです。
このように、同じ川(激流)であっても、水量によってその難易度は変わってくるのです。
次回はその辺についてもう少し説明したいと思います♪
<→続きはこちらです>
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