ラフティングを楽しむ上での安全面の確保

2019年6月26日

前回、個人でラフティングを楽しむ場合には
まず仲間が必要であると書きました。

通常、3~5人以上は必要です。

しかし、これはあくまでも
一つのボートに対しての人数になります。

「それで充分じゃないか」ともしかしたら思うかもしれませんが、
実際にはたった一つのボートでは充分ではないのです。

その理由を説明します。

ラフティングは激流を下っていくスポーツです。

当然、ボートは不安定な状態にもなり、
ボートの外に投げ出されるケースもありますし、
時にはボートごと転覆することもあります。

$ラフティング道サファリ様のサイトより引用させて頂いてます)

もちろん、そういうもの全て含めてラフティングの楽しさであり、
ラフティングの魅力の一つであることは事実です。

ただ、大切なのはそのあとです。

ボートから落水しても、流れが穏やかな場所であれば、それほど問題ではないのですが、流れが速い急流、激流であれば話は別です。

自分で川岸などまで泳がない限り、ずっと川を流されてしまうことになるのです。

ボートが一つでも、その流されていく人を追いかけて救出することは可能ですが、そんなに簡単なものではありません。

ましてボートごと転覆した場合には不可能です。

全員、激流の中ですから・・(笑)

冗談ではなく、笑えない状況になってしまいます。

そんな時、他のボートがあって、お互いを助け合う体制で下っていけば、
誰か落水した際の救助作業はより簡単になりますし、なによりもより安全になります。

ですから、ラフティング会社が催行するツアーの場合は、
必ずボートが数艇まとまったグループで川を下っていくスタイルを取ってます。

$ラフティング道サファリ様のサイトより引用させて頂いてます)

もし、ボート1艇分のお客さんしかいない場合でも、
セイフティーカヤックといって、一人乗りの小さなボートみたいもので、
スタッフがもしものときの救助専門としてツアーに同行したりしています。

個人的にラフティングを楽しむときに、ボート2艇(もしくはセイフティーカヤックなど)、それに必要な人数を揃えるとなると本当に大変なことでしょう。

もちろん、ボート1艇でもそのリスクを考慮したうえでラフティングを行うことも可能です。

川の難易度によってはそれで充分なことも多いです。ただし、
最低限の安全があって、
はじめて楽しむことが出来る
ということは常に心がけておきましょう!