ラフティングにおけるライフジャケットの重要性(その2)

2019年6月26日

前回の続きで、ライフジャケットの重要性について説明します。

ラフティングをしていて、「落水した際にその流れが激しければ激しいいほど、体は水面上に浮きにくくなる」の理由を説明します。

前回2つの写真を比べ、その違いを見比べました。その写真とはこの2つです。

$ラフティング道サファリ様のサイトより引用させて頂いてます)

水の色がほぼ真っ白な激流です。

$ラフティング道サファリ様のサイトより引用させて頂いてます)

一方、こちらは水の色はほぼ緑色です。

仮にライフジャケットを着用していない状態で、上の2つの写真の場所でボートから落ちて流されてしまったとします。

するとどうなるか?

上の写真のように、水が真っ白な激流では、体がほとんど浮かない状態でひたすら流されます・・。へたしたら頭もずっと水面下で流されるので呼吸も長時間できない状態が続きます。

下の写真のように水がほぼ緑色ので流が緩やかな場所では、普通に泳げる人ならば、まあ、問題なく泳いで川岸にでもたどり着けると思われます。

では、なぜ上の写真のような激流では、体が浮きにくいのかというと、体自体がその浮力を失ってしまうのです

水の色がなぜ白く見えるのかと言うと、水の中にたくさんの空気が含まれているからです。

激しく流れていく水が、川岸にある障害物や、流れの中にある岩などにぶつかったさいに、その水自体のなかにどんどん空気を含んでいきます。

少し分かりにくいでしょうか? では、

ペットボトルに水を半分くらい入れた状態で、激しく振った状態を想像してみてください。

水のなかにたくさんの空気が混ざり合った状態になりますよね。

ようするに、水の色が空気が混じって真っ白な激流というのはそれと同じなのです。

水に空気が含まれれば含まれるほど、その中にある物体の浮力は少なくなってしまいます。

その原理は、昔、みなさんが中学?の理科で習ったアルキメデスの原理というものから説明できるのですが、その詳しい理論は置いといて(笑)、

とりあえず、真っ白な激流ではあまり浮かないよということはラフティングをする上で必ず覚えておきましょう!

ライフジャケットはその失ってしまう浮力を補うために、着用するものです。

またまた長くなってきたので、続きはまた次回にします(笑)。