『実は・・』part2
オーストラリアでリバーガイドをしていた時の回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)
前回(⇒『実は・・・』)の続きです♪
オーストラリアのケアンズでのラフティングツアー中の出来事について書いています。
とても暑い日に、誰もが喜んで泳いでいたときに、なぜか泳ごうとしなかった女性が私に言ったのです。
「実は、今、妊娠していて、お腹の中に赤ちゃんがいるんです」
「だから、万が一のことを考えて、泳ぐのはやめておきます」
私、「赤ちゃんですか???? 本当ですか!!」
「それはマズイです! ここで泳ぐことよりも、激流で落ちたり、ボートが転覆したりしたらもっと危ないですよ!」
その女性、「え?そうなんですか? 落ちることもあるのですか??」
私 「ありますよ・・・」
私の心の中 「あれ?? 普通に考えてそう思わないのかな??」
再び心のなか 「もしかして、ツアー前に俺が説明するの忘れたのかな??」
しかし、その時はそんな事を考えているときではありません。
その女性のボートのガイドに、その事を説明し、すぐにその女性をボートから降りてもらうことにしました。
降りるといっても、タリー川は渓谷の中を流れる川なので、川の上の道路まで出るには、場所によってはかなり急斜面を登らなくてはいけません。
私はその女性を道路のところまで案内し、陸上スタッフの車で、スタッフの人と一緒に移動してもらうことにしたのです。
その女性 「すみません。私、ラフティングがそんなに危ないとは全然知らなかったのです。みなさんにご迷惑おかけしてしまいましたね」
私 「いえいえ。とりあえず何もなくて良かったです」
「それより、僕、バスの中で最初に妊娠の方はラフティングに参加できないことを説明するの忘れていましたか?」
「たぶん、していたと思うのですが・・・」
その女性「すみません。朝が早かったので、バスに乗り込むなりすぐに寝てしまっていました。ですから、説明あったのかもしれませんけど、聞いていませんでした・」
そうなのです。
1日コースのタリー川ラフティングは、朝が早いのです。ケアンズの街を出発するのは朝7時頃なので、旅行中で遊び疲れている方々は、バスに乗り込むなり睡魔に襲われて、そのまま熟睡してしまうことがよくあるのです。
まあ、でもとりあえず何もなくて良かったです。
このことがあって以来、私は、朝お客さんをお迎えに行った時には、女性の方全員に、
「お早うございます! 妊娠してませんか?」
と第一声を発することにしたのでした(笑)
というのは冗談ですが・・・(さすがにそれは失礼ですので)
でも、バスに乗り込む前に、それとなく確認するようになったのは事実ですね(笑)
「妊婦さんはラフティング出来ません」
女性の方はしっかり覚えていおきましょう♪
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