2日目。まさかの「再び!」

2019年7月29日

回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)

1997年2月。私はオーストラリアのケアンズでラフティングのガイドになるためのトレーニングを始めたのでした。

$ラフティング道
(トレーニング時代)

初日はタリー川というところで最も危ないとされる激流の入り口で、いきなりボートが転覆し、タリー川ラフティングの洗礼を受けたのでした(前回の記事を参考♪)


トレーニングの2日目。

再び私は朝の6時にラフティング会社のオフィスに行き、タリー川ラフティングに行くバスに乗り込みました。

その日のガイドもオーストラリア人でした。初日とは違うガイドさんで、身長が190センチ以上、体重も100キロ以上あるような巨漢の人でした♪

「KEITAです。よろしくお願いします!」

って感じで挨拶をし、ボートに乗せてもらいます。

まだ2日目なので当然何も知りませんし、右も左も分からない状態です。

そのガイドさんは、体はデカイですが顔や話し方はすごく優しい感じで、

「KEITAは今日は2日目か。じゃあ、ランチの時間にちょっとパドリングを教えてあげるよ」

と言ってくれました。

「ホントですか? ありがとうございます!」

ラフティングが始まり、ボートは激流に入っていきます。

私も2日目だったので、なんとなく

「あ、ここは昨日はこんな感じだったな」

「昨日はあそこで止まっていたな」

などと思いながらボートに乗っていました。

そして、いよいよ午前中の山場「シアター」に差し掛かりました。
昨日、いきなり転覆した激流です♪

ガイドさんはボートのクルー(お客さん)に、激流の説明をし、どうやって下るかのプランも説明し、みんなでその練習をしています。

僕も当然一緒に練習をします(笑)

他のボートは順々に激流に入っていきます。いよいよ自分たちの番です。

ちなみにこのシアターの入り口は「ニンジャシュート」という名前が付いています。

昨日はこの「ニンジャシュート」でいきなり転覆しましたが今日はどうなるか・・・・。

ボートが「ニンジャシュート」に入り始めるました。ボートは昨日と同じくなかり傾いています。(昨日はここからさらに傾き転覆したのです・・・)

ボートは「ニンジャシュート」を抜けました!

しかもボートは転覆せずに、再び元の状態に戻ってます!!

「おー! 今日は無事に通過した!!」

ガイドの掛け声のもと、クルーは再び漕ぎ出します。 私も漕ぎます。

心のなかでは

「昨日はここを流されたな~。 今日は無事に通過できたな!」

しかし、隣のガイドの声は、無事に通過したにも関わらず、その掛け声のトーンはなぜか激しくなってます。

私 「あれ? 無事に通過したのにな・・・・」

すると前方に大きな岩が近づいてきます。 川の流れはその大岩にもろに当たっています!!

「・・・・・。このままいくとぶつかるな」

ガイドさんはクルーに「前漕ぎ!!前漕ぎ!!」と叫んでいます。

「なんか・・・・。もしかしてヤバイ???」

ボートは大岩に激突しました!

次の瞬間。

ボートに大量の水が上流からぶつかってきて・・・。

転覆!!!

私の乗ったボートは、初日に引き続きまたもやシアターで転覆したのでした(笑)

$ラフティング道
(岩にボートが当たると、場合によっては転覆します。詳しくはこちらの記事で説明してます⇒
『岩に衝突して転覆する原因』

<→続きはこちらです>