「自分」という確率
4年くらい前に読んだ本に書いてあったこと。
どんな人にも必ず両親が存在して、その両親にもそれぞれの親がいます。
4人の祖父母にもそれぞれの親がいて・・・と20代前まで遡っていくと、自分がこの世に出てくるまでに104万8576人の先祖の存在があり、さらに30代前に遡ると、なんと10億7374万1824人のご先祖様がいることになるそうです。
30代前って、どのくらい前だろう・・?
全てのご先祖様が、平均して25歳で子供を産んでいるとしたら・・30×25歳=750年!
ん・・たったの750年前? このあいだにこれだけのご先祖様がいた・・。
この計算方法が合っているのか定かではありませんが・・(笑)。
とりあえず、この内、誰か一人でも欠けていたら、自分がこの世に存在することはありません。
途中で誰か一人でも一緒になる相手が違う場合でも同様です。
そう考えると、「自分」という人間は、本当に天文学的な確率のもとに現在に存在しているということが実感できます。
ご先祖様の中には色々な人がいたことでしょう。
もしかしたら、ものすごい悪人がいたかもしれない・・。
いや、むしろいたと考えるほうが確率的には正しいでしょう。
ただ、その人達がどんな人であれ、その人の存在自体には感謝したい。
全てのご先祖様の生命の繋がりがあって、今こうして「自分」が存在し、生きていることができるのだから。
そう思います。
皆さんはどうでしょう。
ディスカッション
コメント一覧
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水を差すようで申し訳ありません。この話はパラドックスとしてよく引き合いに出されます。歴史的現実と矛盾します。750年前に日本の人口が10億人を超えていたことを示す資料はありません。江戸時代から現在までの短い時間で徐々に増加して現在の人口になったことを考えると,このモデルは現実を反映していないことは明らかです。
逆に,一組のカップルが10人の子供を作るという単純なモデルを使うと,1億人に達するのに,300年弱です。
一人の人間の存在を確率的な事象の連続の結果であるととらえることがどこまで可能なのか私にはまったくわかりません。
このお話は,最初に述べたように,一つのパラドックスとして扱われるべきだといういことだけ再度申し添えておきます。
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>えびきゅうさん
コメントありがとうございます!
>750年前に日本の人口が10億人を超えていたことを示す資料はありません。
もちろん750年前には日本に10億人もいないと思います。でも、この750年間の累計人数ではどうなんでしょうか?先祖のなかには日本人以外の方もいるかもしれませんし・・・。
私はあまりその辺は詳しくないので、よく分かりませんが(笑)
まあ、でも正確な人数はどうであれ、ご先祖があっての「自分」には変わりないと思うので、私としては人数自体はそれほど重要ではないと思っています。
ご意見ありがとうございます。また、よかったらコメントしてくださいね!