残り一日!!ニュージーランド・ラフティング世界大会
『2013 WORLD RAFTING CHAMPIONSHIPS』の3日目が終了しました!
本日の種目は「スラローム」
スラロームは、激流の中にセットされた”ゲート”を、決められた順序、方向に通りつつ、そのタイムを競うというものです。
ゲートに接触したり、もしくは不通過したりすると、それに応じてペナルティーが付きます。
ようするに、いかに速く、それでいてゲートに接触せずくぐり抜けていくか・・・という種目ですね♪
(2013 IRF White Water Rafting World Championships, New Zealandより)
上の写真は、マスターズ部門のオーストラリアチームです。
このチームには、元チームメイトだったり、元同僚が入っています。
あまり、成績はよくないようですが・・・。
男子部門のオーストラリアチームにも、元チームメイトがいますが、こちらも今大会は大不振・・・。
明日の最後の種目「ダウンリバー」では、ラフティング大国の意地を見せてほしいですね。
頑張れ!オージーチーム!
さて、注目のチームJAPAN.です。
結果から書くと、本日のスラローム
男子部門のテイケイが2位!!
女子部門のリバーフェイスが5位。
そして、マスターズ部門のラピッドマスターズが4位という成績でした。
男子代表のテイケイ、なんとか踏ん張りました!!
これで総合2位です。
現在の総合1位はブラジル。ブラジルは今日のスラロームで1位を獲得し、その結果、総合でも現時点でトップに立ちました。
しかし、正直、ブラジルがスラロームで1位になったのはちょっと驚きました。
確かに彼らは、世界大会優勝経験も多く、強豪チームなのですが、4種目の中では唯一スラロームが弱点・・という印象がこれまではあったのです。
それがここにきて1位です。
しかも、今日のスラロームのリザルトを数字で見る限り、ダントツの1位です!
you tubeでその映像が少しアップされています。
↓ ↓ ↓ ↓
2:15あたりからブラジルチームの映像が入っています。
この区間だけを見る限り、振り幅の狭いスタガー(ジグザク的なライン)で、ゲートも高く設定されています。
このようなセットの場合、ブラジルチームの”真骨頂”ともいえる俊敏な身のこなし、筋力的なフィジカル、持って生まれた身体能力を充分に発揮できるので、今回のコース設定が、上手く彼らにハマったのかもしれません。
(まあ、この映像だけを見て書いているので、コース全体では当然違う要素もあったことでしょう)
これで、この区間が低いゲートの設定だったなら、また違ったものになったかもしれません。
さあ、とりあえず明日です。
男子代表のテイケイにとっては明日が全てです。
現在までの3種目の総合ポイントによると、
1位 ブラジル 545点
2位 日本 475点
3位 ニュージーランド 427点
となっています。
日本のテイケイはダウンリバー種目は得意種目。そしてブラジルも強いです。
前回(2011年)のコスタリカでの世界大会のときには、ダウンリバー種目では日本が1位。ブラジルが2位でした。
そして、おそらく地元のニュージーランドもかなり手強いでしょう。
初日のスプリントで圧倒的な1位をとったニュージーランド。
ダウンリバーにおいても、ホームである彼らは瀬のラインなど一番良く熟知しているはずだし、当然、トレーニングも相当積んできているはず。
総合4位のチリは、H2Hでは1位でしたが、ダウンリバーでは全くの未知数。スプリント(10位)のタイムを見る限り、ダウンリバーにおいて、上位に食い込んでこれるかは疑問です。
ということは、やはり日本、ブラジル、ニュージーランドの三つ巴になるのではないでしょうか?
しかし、日本にとっては単純にダウンリバーで1位になれば総合優勝ということでもないのです。
ダウンリバーの1位には400点が与えられます。
2位には352点で、3位には316点です。
仮に明日のダウンリバーにおいて、日本が1位。ブラジル2位でも、総合では
1位 ブラジル 897点
2位 日本 875点
となりブラジルが優勝です。
日本が優勝するためには、ダウンリバーで日本が1位をとり、さらにブラジルが日本以外のチームにも負けるという状況が必要です。
例えば、日本が1位。 ニュージーランド2位。ブラジルが3位であれば、総合では、
1位 日本 875点
2位 ブラジル 861点
3位 ニュージーランド 779点
となり日本(テイケイ)が優勝です!!
まあ、もちろん他のチームがどれだけやってくるかによって、状況はもっと複雑になってくるのですが、”大まかなもの”としてはこんな感じです。
このような得点の計算は上位にいるチームなら、みんな行っていることなので、当然、この状況をブラジルチーム、ニュージーランドチームなども把握しているはずです。
が、しかし・・・
やることはシンプルです!
テイケイがやることは、ぶっちぎりの1位を目指す!
ブラジルになるべく大差をつけて1位を取る!
これだけです。
テイケイのみんなも当然わかっていること。
彼らの最終日の戦いに期待しましょう。
「Come on boys!!」
これ、私がテイケイ時代にたま~に声かけしていたものです。みんな無視するか、苦笑いするだけで、応えてくれませんでしたが・・・笑
あ、1人だけ小さい声で「イエ~・・・」といってくれた人がいました♪
とりあえず、ありきたりの言葉ですが、
テイケイ、頑張れ!!
そして、一方、女子代表のリバーフェイス。
こちらはかなり厳しい状況になっていますね。
現在、総合得点で8位。1位のスロバキアとは196点差。3位のチェコとは92点差です。
しかし、ダウンリバー種目においては現在世界大会3回連続の1位を獲っている彼女達。
彼女達のやることもシンプルです。
1位になること。
これだけでしょう。
あとの結果は神のみぞ知る・・てやつです。
これまでに、世界大会において数々の「ミラクル」を起こしてきた彼女達。
今回も最後にスーパーミラクルが起こることを期待します!!
諦めなければ、何かが起こる可能性は充分にあります。
諦めたら、そこでお終いですからね。
最後にマスターズ部門のラピッドマスターズ。
こちらも充分にメダルを狙える位置にいます!
本来であれば、選手として出場するはずだった、故・小橋研二さんの”想い”をボートに乗せ、激漕してくれるでしょう!!
チームJAPAN! 頑張れ!!
残り、一日。 一種目です!!
(あ・・・日付が変わってしまった・・・・もう今日だ・・)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません