夜に地震のある家♪

2019年7月24日

回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)

前回の続きです。

体調悪いのに、しかも雨の降る寒い日に、「ブーメランのみ」で初ラフティングに参加した私は宿に帰った時には41度近い熱を出し、そのままベットに直行したのです。

一晩寝れば治ると思ってましたが、翌日も翌々日も熱は39度以下になることはなく、私はひたすら宿のベットで寝こんでいたのです。

日本から持っていったかぜ薬を飲んでみましたが、全然効きませんでした。

「何か食べなくては・・・」と思いつつも、スーパーまで歩いて行くのもしんどいので、買っておきた食パンとジャムをひたすら食べていました(笑)

3日目くらいに、同じ部屋に来た日本人の方が「こっちの薬じゃないと効かないよ」と教えてくれ、さらに「ケアンズの街なかに日本語が通じる診療所があるみたいだよ」との情報も教えてくれたので、私は早速その診療所まで行くことにしました。

そこの診療所ではジェーンさんという女性の日本語の通訳さんがいて、言葉の問題もなく診察を受けることができ、処方された薬を飲むとすぐに私は回復していったのです。

当時、そこだけがケアンズで日本語の通じる唯一の診療所で、しかも海外旅行保険に入っていると、いつでも無料で診察してくれたので、それ以降、そこの診療所で私は何度もお世話になることになりました(^o^)

なんとか元気になった私は「とりあえず住む処を決めよう」ということで、ひたすら家探しに明け暮れ、ケアンズに来て2週間がたったころようやく見つけることができたのです。

そこの家はダイビング会社の持ち家で、クイーンズランダーの一軒家のなかに7部屋ある家でした。

クイーンズランダーというのは、ケアンズのあるクイーンズランド州によく見られる伝統的な家で、高床式の建築様式の家のことです。

家全体が何本もの柱で持ち上げられていて、一階部分は物置や車庫として利用し、居住空間は2階になります。

↓こんな感じです♪

$ラフティング道

ケアンズは特に夏の時期にはジメジメしているので、エアコンのない時代、このように、居住空間を上げることによって、少しでも風通しをよくするために、このようなクイーンズランダーが多かったと聞いてます。

私がその家に入ったときには7部屋全部埋まっていて、まるで寮みたいな感じの家でした。当時の住人は日本人は僕を含め4人。オージーが3人だったと思います。

そのオージーというのは、この家の所有者であるダイビング会社のインストラクター達で、家のとなりにはその会社の施設があり、プールなどもあって、そこでダイビングの講習などを行なっていたのです。

その家に入居して何日は経ったある時、夜中に突然地震がありました!

結構長い地震です。数分間くらいでしょうか・・・。

オーストラリアでは地震はほとんど無いと聞いていたので、「地震あるんだな・・」とその時は別になんとも思いませんでした。

そして、また何日かたったある日の夜。また地震。これも結構長い。

「オーストラリアの地震は揺れの時間が長いな・・・」 

とこの時も大して気にしなかったのです。

そして、その次の夜。 再び地震です。

さすがに「なんかおかしいな・・・」と思いました。

地震が起こるのは、普段は夜中なのでウトウトしていて揺れが収まると同時にまた眠りに落ちてしまっていたのですが、その時は揺れは始まったと同時に、パッチリと目が覚めてしまったのです。

いつものごとく長い時間揺れています。

と同時になんか遠くの方から、声らしきものが聞こえるのです・・・・。

揺れがだんだんと激しさを増してきました・・。

その声らしきものも心なしかヒートアップしている気がします・・。

そして最後の数秒間、家全体を揺らすような 「最大級の揺れ」が来ると同時に、その声はハッキリと「女性のもの」であることが分かりました!!

そして辺りは再び静寂の世界へ・・・・。

この地震の原因。 もう分かりますね(笑)

そうです。ダイビングのオージーインストラクター達の夜の活動だったのですあせる

3人いたのですが、3人とも仕事が終わるとささっと着替えて夜のケアンズの街へ繰り出します。

3人いたので結構頻繁に地震があったのですね♪

私が住んでいたクイーンズランダーは大変古い家で人が廊下を歩くだけでも、揺れるくらいでしたから、夜の地震は冗談じゃなく震度3くらいはありましたね。

そんな地震生活でしたが、すぐに慣れてしまい、

「今日の震源地は何号室だな・・・」とか

「ん?もうオシマイ?今日はいつもより早いな・・・笑」 とか思うようになったのでした。

くだらない話ですみません

$ラフティング道

1996年当時のもの。地震のあったクイーンズランダーです(笑) なんだかんだで楽しい家でした♪

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