やばい!!サメだ!!
回想記です♪(⇒過去記事はこちらです)
前回の続きで海でのダイビングの時の話です♪
レスキューダイバーでの捜索シナリオでは私は結局無事に救助されました(笑)時間は予定よりだいぶかかりましたが・・。
「レスキューダイバー」のライセンスを取り、その後の「ダイブマスター」のライセンスも無事に取得した私は、たまにダイビングの船で働くようになりました。
働くといっても、お金をもらうわけではなく、仕事を手伝う代わりにタダでダイビングをさせてもらっていたのです。
普通にダイビングをすると結構な値段がします。
ダイビングをもっとしたいと思っていた私でしたが、そんなお金を払う余裕はなかったので、そのような仕事をすることにしたのでした。
船は2泊3日でのツアーだったので、食事の準備を手伝ったり、ベットメーキング、掃除、お客さんのエアータンクの空気充填などが主な仕事でした。
↑私が働いていた船です。当時はケアンズでも最も大きいダイビング船だったと記憶しています。
ある時、スタッフの5人くらいでナイトダイビングをすることになりました。
夜なので当然海の中は真っ暗です。ですから各自懐中電灯を持っていきます。
経験ある方は分かると思いますが、夜の海中もまたすごくいい雰囲気なのです♪
その時はスタッフの一人が撮影のため大きな水中カメラを持っていました。真っ暗の水中で撮影するためにカメラには大きなライトが付いているものでした。
ツアーの時はしっかりペアを組んで二人一組で行動するのですが、スタッフだけのダイビングのときはみんな慣れているため結構個人行動をしてしまいます。
私はダイブマスターになったとはいえ、まだまだ経験値も浅かったので、みんなからあまり遠くにはいかないように気をつけて潜っていました(笑)
20分くらい潜ったときでしょうか。その時はみんながだいたい15メートル四方くらい範囲で散らばって魚などを各自鑑賞していました。
私も懐中電灯を魚に照らし、
「凄いなー。あの魚美味しそうだな・・。あの魚は食えそうにないな・・・」などと日本の刺身を思い出しながら潜っていました。
そのときです。
私は自分の真横に何か得体のしれない気配を感じたのです。
これは今思い出しても、ハッキリと覚えているのですが、
本当に殺気のようなものです!
視界には何もおかしいものは映っていないのですが、明らかに異常な雰囲気を私は感じました。
気? オーラ?
よく分かりませんが、今までの人生でも本当にこの1度きりなのですが、確かに感じたのです。
私は無意識に真横を懐中電灯で照らしました。 すると、そこには・・・
でっかいサメがいました!
大きさは3メートくらいでしょうか。
グレートバリアリーフにも、もちろんサメはいます。ケアンズ周辺にもたまにどう猛なサメが出ることもあります。
向こうでは、タイガーシャークやブルシャークと呼ばれている種類です(特にタイガーシャークはデカくて凶暴です。有名なホオジロサメと同格と思ってもらっていいでしょう)
しかし、日頃ダイビングをしていたところで見かけていたサメは、おとなしいサメばかりで、見た目もちょっとおとなしそうなものばかりなのです。
大きさもせいぜい1~2メートルくらい。
しかし、その時隣にいたサメはあきらかに
「俺はサメだ!!」って表情をしていたのです(笑)
しかも懐中電灯で照らした目が、もう本当にあきらかに殺気メラメラの目です!
水中で見る3メートルというのは結構デカイです。
もう一瞬で全身の血管が収縮し、毛が逆立つような感覚が私の身に起こりました!
ヤバイ!!
と思いました。
こういう時の人の感覚というのは本当に凄いです。
長くなってきたのでまた続きます!
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