ピーターと語った夜part2(言葉の力)

2019年8月16日

今回もオーストラリアでリバーガイドをしていたときの回想記です♪
→過去記事はこちらになります(^’^)

焚き火を前に、コーヒーを飲みながらゆっくりしていた私の横に、当時の大ボスであるピーターが座ってきました。

ピーターの手にもコーヒーがあります。

「KEITA、調子はどうだ?」

というピーターの言葉から会話は始まりました。

私の答えは、当然

「調子はいつも通りいいよ」です。

当時、オーストラリアでリバーガイド(ラフティングのガイド)となり、そこでの”成功”を目指していた私の答えはいつもこんな感じでした。

ここで言う“成功”というのは、

・当時、ラフティングの本場であったオーストラリアで、誰もが認めるガイドになること
・ラフティングに関して、誰にも負けない技術を身につけること
・ラフティングの技術、そして感覚において誰も達したことのない領域にまでたどり着くこと

ということでした。

こんな風に書くと、「かなり大袈裟な・・・」と思われるかもしれませんが、本気の本気で、大真面目に当時の私はそう思っていたのです(笑)

なので、他のガイドの前での自分の発言というものについても無意識に、そういった感じで常に答えていたものです。

つまり、ネガティブな要素を含まない言葉つかいですね。

川が増水し、他のガイドは緊張美味の表情をしているときでも、私は余裕の表情&さらには笑顔で下ってくる。そんなことをよくしていました。

まあ、この大事な場面で「笑みを浮かべる」というのは昔からしていた私の「癖」のようなものです。
(癖というか性格なのかもしれませんが・・・)

こうすると、不思議と本番で上手くいくのです。
しかも練習よりも。

本番で「いつも通り余裕の笑みを浮かべる」
これができれば、本番は上手くいく・・・

私の中には、このことについて確信を持っていたので、ラフティングにおいても同じことをしていたのですね。

なので、増水したとき、お客さんは異常に重たいグループだったときなどに、他のガイドが「keita。大丈夫か?」と聞いてきたときには必ず余裕の笑みで

「俺は大丈夫」と答えていたのです。

勿論、実際にそうできるかどうかなんて分かりません。
そんな保証もありません。

でも、そうするとやはり上手くいくものなんですよね(*^_^*)

すると、周りの私に対する目も、必然的にそうなってきます(笑)
(決して自慢とかではありませんよ・・)

その時のピーターも私の「調子はいつも通りいいよ」という返答に対し、

「ああ、そうだな。お前はいつも大丈夫だよな」
と笑いながら返してきたものです。

色んなところ、本などでも書かれていることですが、私自身もやはり「言葉」というものは大事だと思いますね。

自分の口から発した言葉。発し続けた言葉というものにはそれを実現する「力」が宿ると本気で思います。

おそらく、長い私のガイド生活においても、実際にガイドする前に
「今日はダメかも・・」
なんて感じで答えたことは、記憶している限り「たった一度」です。

この「たった一度」については、また別の機会に書きたいと思います。

「今日は難しい・・大変・・」というものは、たまにありますけどね(^O^)

でも、そういったあとには「でも、大丈夫。なんとかするよ」と発していました。

あれ・・・なんだか、またまた脱線していますね。
ピーターとの会話のはずが・・・

というわけで、またまた次回に続きます

<→続きはこちらです>