4つの力の関係(その2)

2019年8月13日

前回の続きで、今回のシリーズでは、主にラフティンのガイド(リバーガイド)をする際の、操船技術におけるトレーニング方法の一例を紹介していきます。(といっても、まだ本題に入っていませんが・・・笑)

「物理の話じゃなく、早くトレーニング方法について書けよ!」と思われる方もいるかと思いますが、この考え方が出来ないと今後の話も理解しにくいと思いますので・・・ご了承下さい

 

今回の記事のここまでの流れはこんな感じです♪

⇒ボートを移動させる「力」とは?
⇒ボートを動かす基本的な「4つの力」
⇒4つの力の関係

前回の記事では、

同一線上における「ある力」と「それとは違う力」が、合わさった時に出来る『合力』の求め方を紹介しました。

つまり、「向きが全く一緒」 もしくは「全くの正反対」の2つの力の合力です。

では、今回は「向きの異なる2つの力の合力」の求め方です。

すみません、もうちょっと物理の時間です(笑)

あまり面白くない内容なのですが、これを知ってもらわないと、これから説明する内容が「??」となってしまうので・・・(と言っても中学でやった内容なので覚えている方も多いでしょう)

下の図のように、「向きも大きさも異なる」2つの力があります。

$ラフティング道

この2つの合力を求めるわけですが、これも結構簡単です♪

1 まず2つの力(線)の始まり(作用点)をくっつけます。

2 そして、その2つの力(線)を2辺とする「平行四辺形」を作ります。

3 その「平行四辺形」の対角線が、2つの力の『合力』となります!

こんなイメージです。

$ラフティング道

簡単ですね♪

(昔の記憶で書いているので、もし間違っていること書いていたらご指摘して頂けるとありがたいです)

基本的に、力(線)がいくつになろうが、その合力の求め方は同じです。この行程を繰り返すだけですね♪

さあ、ここでようやく、話しが元に戻ります(笑)

以前の記事で書いたように、

激流を下るラフティングにおいてボートにかかっている力は以下の4つに分けることが出来ます。

1.川の流れ(水の力)
2.「お客さんの漕ぎ」
3.「ガイド自身のパドルワーク」
4.「慣性力」

(細かく正確に説明すると、もっとたくさんの要素<風、重力など>がありますが、ここでは本当に簡単にしてます)

 

このラフティング(お主にリバーガイドの)操船技術における「基本的な4つの力」は、お互いにどんな関係、相互作用を持っているのでしょうか?

もうお分かりだと思いますが、

これも、この「力の合成」 「合力」という視点でもって考えることが出来るのです♪

というわけで、また次回です。

次回以降は、これまでに説明してきた「力の合成」を、実際に「基本的な4つの力」に当てはめていきたいと思います。

<→続きはこちらです>