「美しさ」と「強さ」
先日、受講した「ロープ講習」での一コマを紹介します♪
これは先日まで書いていた「水難救助とラフティング」の記事とは直接的には関係ないです
四国、徳島県吉野川沿いにある生コン建設会社の敷地をお借りして行いました。
吉野川の支流の上にかかっている橋の上です。
この橋から真下の人をロープを使って救助するというシナリオで行われました。
橋の両脇には鉄骨の柱があるため、救助に使うロープを何とかして、「橋の外側に出す」という必要性がありました。
そのため、救助用の特別な器材を用いて、なんとかしてそれを可能にするシステムを作らなければいけなかったのです。
↓それで、チームでこんなものを作り上げました!
長い支柱を組み立て、それを橋の鉄骨に固定するのです。
しかし、それだけでは2人分の重さに耐えられない恐れがあるので、その重さに耐えれるように、上手くバランスを取れるようにします。
具体的にはそのバランスを、組み上げた支柱にロープでテンションを張ることによって作り出すのです。
橋の外側に出ている支柱の先端からロープが出るわけです。
一方、逆サイドはこんな感じ。
救助者達をつないだロープの上げ下げには、こんな器材を用いました♪ 「強力なリール」のようなものです!
このシステムを組むのにはかなりの時間を費やしましたが、出来上がった「その姿」はかなり「美しい」ものでした!
これは単に、その外見が「美しい」という意味ではなく、
その外見から感じられる「内部に宿る力強さ」のようなものが「美しい」と感じられるのです!
ちょっとカッコつけた言い方ですが、力を生み出す物体において(物でも人でも)、「強さ」と「美しさ」というものは、常に同時に存在するものなのではないかと思います。
スポーツにおいても、同じようなこと事が言えるのではないでしょうか?
「美しい」フォームには、「力強さ」が感じられます。
これは、その「フォーム」「動き」から感じられる、「力の伝わり」「体の各パーツの連動具合」がキレイに流れているからこそ、「美しい」と感じるのであって、
その結果、その「力の連動」「スムーズな流れ」は当然「強さ」を生み出すのだと思います。
まあ、時には「なんでこんなフォームで・・・」と驚かされるケースもありますが
それは「動きの美しさ」を超えた部分(要素)で、特出した強さを持っている人なのでしょう。
だから驚くのです(笑)
そんな感じで、とにかく、そのシステムの「美しさ=強さ」に確信を持った私達は、安心して宙吊りになったのでした♪
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