ダウンリバーは体力と記憶力!
今回もラフティング競技のダウンリバー種目についての簡単な説明です!
毎回、同じようなこと書いてしつこいようですが(笑)、
もしラフティング競技って何?というかたはこのページから読んでみてください。
その他の種目についてはこちらから、どうぞ!
→スプリントについて
→H2Hについて
→スラロームについて
では、初めにダウンリバーの映像を紹介します。これは2011年に群馬県のみなかみ町で行われたレースの時の映像です。
映像の最初に、実際のレースでのスタートシーンが入っています。このときは陸上から走って川に入るランニングスタートと呼ばれる形式でした。
通常は、最初から川の水の上にボートを浮かべてスタートする形が一般的ですが、そこに充分なスペースが確保できない時などにこのようなランニングスタートが採用されます。
その後の映像はひたすら漕ぎ続けているだけですが、これはレース前のトレーニング中の映像で、なかなかの水量がありいいコンディションでした。
途中、1分53秒過ぎくらいのところで、あやうく転覆しそうになっています。
あれは本当にあぶなかった・・・。転覆したら当然みんな水のなかです。
5月の利根川上流部の水は相当冷たいのです!絶対泳ぎたくありません。
映像には入ってませんが「あぶなかったー!」とみんなで思わず叫びました(笑)
(この動画はtsuyatsuya09さんのサイトより引用させて頂いてます)
ただ下っているように見えるかもしれませんが、実際にはいろいろ考えながら下っています。
川の流れは本当に変幻自在に流れているのです。
ある部分は速く流れていて、ある部分はちょっと遅く流れていたり・・。
ボートの場所が左右に50センチ違うだけで、進む速さが全く違うなんてことがザラです。
イメージ的に、川というのはその流れの中に、「ボートを運んでくれるベルトコンベアーのようなものがたくさんある」と思ってもらえればいいでしょうか。
しかも、そのベルトコンベアーはそれぞれ動いている速さも異なるし、その太さ(幅)も異なります。
さらに、途中で途切れているものや、へんな方向に曲がっていて、目的地とは全く違う場所に行ってしまうものもあるのです。
レースにおいては、より速くゴールにたどり着くために、「その様々なベルトコンベアーの中から、最適なものを見つけ出し、そこにボートを上手く乗せ、さらに自分達の漕ぎでスピードを上げていく」という作業の繰り返しになります。
そして、状況によっては、自分達の乗っているベルトコンベアーを乗り換えたり、もしくは逆行しなければならないときもあるのです。
この最適な道順のことを「ライン」と呼んでいます。
ダウンリバーレースにおいては、このライン取りがとても重要になってくるのです。
レース本番前に、練習でどれだけ正確に自分達の最速ラインを見つけ出し、それを覚えられるかというのが、、勝つための条件となってきます。
ラインを覚える記憶力というのも、レースに勝つための大切な能力の一つなのです。
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